絶対成功塾『受験成功哲学』番外編「漫画は現代の神話である」
こんにちは受験メンタリストTATSU-NOKOです。
この場をお借りして 『受験成功哲学』と題して、受験に成功するためのマインドセットについてお話していきたいと思います。
たつのこ塾生およびブログ読者の皆様が受験に成功し、幸せな人生を送ることを心から願っております。
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さて、今回は、
米国マーベルコミックおよび「アベンジャーズ」などの映画作品は、神話を持たない米国の神話であると言えるでしょう。
日本の人気漫画も、日本および世界の神話を物語のベースにしているものが多いです。
ヒーローまんがの原型『貴種流離譚』とは?
民俗学の泰斗、折口信夫が一連の「日本文学の発生」をめぐる論考のなかで、日本における物語文学の原型として『貴種流離譚』(きしゅりゅうりたん)を論じています。
『貴種流離譚』とは、若き神(英雄)が地上(人間界)に下って、試練や流離の果てに再び天上の存在になる物語のこと。
高貴の血脈に生まれ、本来ならば高い身分にあるべき主人公が、不遇の境涯に置かれるところから物語が始まります。
やがて、自分の出生の秘密を知り、おのれの使命に目覚め、仲間たちと出会い旅や冒険をしながら正義を発揮していくというものです。
神話的英雄の苦難的冒険の物語については、ギリシア神話や日本神話にも例があります。
また、歴史的には、清和源氏の嫡流、源頼朝は『貴種流離譚』そのものと言えるでしょう。
まんがにおける『貴種流離譚』の例(ネタバレ注意)
「ワンピース」モンキーDルフィ
海軍の英雄ガープの孫にして、革命家ドラゴンの息子が「海賊王」(太陽神)になる予定
「NARUTO」うずまきナルト
天涯孤独という設定から始まり、実は父が四代目火影、自分も四代目火影になっていく
【まとめ】
漫画家志望の人は、日本や世界の神話を研究しましょう。ドン!!
【おまけ】
たつのこ塾長、苦難の歴史を語る。
最初に持ち込みしたのは、当時『アクタージュ』が人気だった出版社です。
そこで、
「作画は(酷すぎるので)、好きな漫画家の模倣から始めた方がいい」
「内容は、尖りすぎて(読者がいない)、このジャンルは避けるべきだ」
などの全否定の貴重なアドバイスをいただき、
これがトラウマとなって一年以上、メンタルが崩壊(漫画家志望あるある)
その後、気を取り直して書き直したものを別の出版社にオンライン持ち込みした結果、
書き直した作品の講評シートがこちら
「意外といけるかも」
これで少しやる気になったものの、当該月例賞入選作をチェックしたところ
「自分は選外だった。当然入選作よりも評価が下である。そして、入選作の作画もかなり低レベルに見える」
「・・・ということは、講評シート自体、ホメゴロシということか!?」
ボロクソ言われるのも辛いが、ホメゴロシもなんだかなあ、ということで
「全国への道はなかなかに厳しい…」
現在、新作を鋭意制作中です。それの一部抜粋したもの(ネーム原稿)をアップしてみます。
作画担当が忙しいので完成まであと数年はかかりそうです(笑)
なので絵師も募集しています。
『学習塾探偵 黒川竜男の事件簿』一部抜粋
原案:たつのこ塾長
原作・作画:澤下望希
絵師ボランティア募集中