みなさん、こんばんは。
今夜も始まりました『tatsunoko-radio』。



(くせ)
【意味】無意識のうちに行う行動や仕草




癖というものは、元来「無意識」で自分の気づかないうちに「自然」に形成されているものである。
その「癖」自体に、特に「理由」や「意味」があったりはしない。


しかし、
わたしの癖には、大切な「意味」がある。



わたしの癖は、

「後頭部あたりの髪の毛を触る癖」「鼻(穴付近)を親指と人差し指で触る癖」

この2つである。



前者の「髪を触る」癖なんかは、
わたしもそうだ!という方、多いんじゃないでしょうか?

でも、だからといって、
触る「理由」なんて、特には無いはずです。

ただ、なんとなく、とか、触ってたら落ち着く、とか、
あっても、そんなところでしょう。
「癖」というものは、そんなものです。



でも、わたしの癖は、大切な「意味」を持つ。

「理由」のある癖です。



1つ目の
「後頭部の髪の毛を触る」癖

これには、ちゃんとした意味がある。


それは「絶壁」を隠すためだ。


わたしは、頭の形が極度の「絶壁」だ。
小さい頃、髪を丸坊主にした時、母親が、わが子の「絶壁具合」にひっくり返ったそうだ。
極端な絶壁だ。

そんなコンプレックスを隠すため、
後頭部の髪の毛を触ることを、常時繰り返すことによって、
ボリュームをつけ、うまくカモフラージュする。

この癖の大切な意味とは、

「絶壁カモフラージュ」だ。



2つ目の
「鼻(穴のあたり)をよく触る」癖

これにも、ちゃんとした意味がある。


ずばり、「鼻毛」の保険だ。


「鼻毛」というものは、ややこしいもので、いつ伸びてくるか全く予測できない。
最近、伸びが遅いなと思っていたら、急に伸びてきやがる。

トイレの鏡でふと自分顔を見て、
「あれ?ちょ待って、鼻毛出てるやん!いつから出てたんやろ?やべ、もう夕方やん!」
などと、いたく焦るあの失望感と焦燥感。
もう何度味わったことだろうか。

だから、わたしは、決めた。
「鼻を触って、クイックイッと毛を押し込む」こと、この行為自体を「癖」にする事により、
「保険」をかけたのだ。



そう、この癖の大切な意味とは、

「鼻毛保険」だ。





わたしの「癖」は、
意識的にある行為を継続することにより、
いつの間にか、無意識の行為になり、ごく自然な「癖」にする事に成功した
人工的な癖




だから、わたしの「癖」には、すべて「意味」がある。


意味のある「癖」なのだ。






今夜、このラジオを聴いてくださっているそこのあなた。

あなたの「癖」は何ですか?









星野源 『くせのうた』