マケドニアからテッサリアへ | 辰巳琢郎オフィシャルブログ「道草日記ーTakuro’s Michikusa Daysー」by Ameba

マケドニアからテッサリアへ

ツアー2日目は、まず世界遺産のヴェルギナへ。40年ほど前、アレキサンダー大王のお父さん、フィリッポス2世の墳墓が発見され、世界中をあっと言わせたところです。



このように、ぱっと見は円墳に見えますが、実は後から、お墓が暴かれないように土を盛ったもの。丘の地下には、いくつものお墓が隠されています。それを今では、地下の博物館として上手くリモデル、見逃せない観光ポイントに仕上げていました。残念ながら、内部は撮影禁止。悪しからず。



ヴェルギナの北に位置するナウサは、ギリシャ屈指のワインの銘醸地。中でも世界的に評価されている『ダラマラ』へお邪魔しました。5代目当主、ヤニスさんと。



この畑は、クシノマヴロというフルボディの赤ワイン用の葡萄が植わっています。ゴブレ方式、樹齢80年の自根栽培。『パリオカラス』と名付けられたこの畑の葡萄のみで、ごく少量だけ造られているワインは、素晴らしいの一言。上質のバローロと樹齢100を超えるオーストラリアのシラーズ、両方のニュアンスを持つ、忘れられない味わいでした。



ランチの後は南下して、ギリシャの中央部へ。テッサリアという地域です。目的は何と言っても『メテオラ』。ニョキニョキと立つ奇岩群、その上に建つ修道院。自然遺産と文化遺産を兼ねた、複合遺産として世界遺産に登録されています。



宿泊は、カランバカ。観光産業が中心の街です。左手の赤い屋根の二階建てが、市役所。9時頃まで明るく、いい散歩が出来ました。