南三陸より | 辰巳琢郎オフィシャルブログ「道草日記ーTakuro’s Michikusa Daysー」by Ameba

南三陸より

MXテレビの『どうする?東京』最終回のロケで、南三陸町にやってきました。4回目の訪問です。「復興は遅々として進んでいない」という声もありますが、一年前と比べると、随分空気が変わったような気がします。



この町のシンボルとも言える『防災対策庁舎』も、当面は取り壊さないことになったとのこと。様々な意見があるようですが、こういうものは残しておくべきだと、僕は思います。



春を感じる『若布漁』も始まっていました。今年は、すごく出来がいいそうです。

宿泊は『ホテル観洋』。窓をちょっと開けると、ウミネコがわっと集まってきます。



露天風呂から見える満月も、最高でした。写真を撮れなくて、申し訳ありません。

嬉しいことがありました。お願いしたマッサージさんが、10年前に揉んでいただいた方だったのです。僕は忘れていても、先方は覚えていてくださる。いい仕事だなぁ…と思います。その『正志堂』さんも、総て流され、今は登米市に住みながら、このホテルに通っているとのことでした。



身体は元気になりましたが、酷くなったのが花粉症。津波の塩害で身の危険を感じた杉の木達が、いっせいに花粉をばらまいているのでしょう。さながら春霞のように、山がもやもやしていました。杉も子孫を残そうと必死なんですね。