合掌
日本を代表するコピーライター、眞木準さんの遺影です。飾られているのは、サントリーホールのP席。ここに六本木男声合唱団倶楽部167名が立ち、事務局長でもあった眞木さんの、ご冥福をお祈りして歌いました。
歌ったのはモーツァルトの『レクイエム』と、三枝成彰先生の『レクイエム』。鎮魂歌の連発でしたが、これも眞木さんが中心になって準備して来たプログラム。ご自分のためのレクイエムになろうとは、それこそ夢にも思ってなかったでしょう。胸が詰まります。
6月22日の未明、心筋梗塞で亡くなった眞木準さん。60歳という余りにも早い突然の死は、日本にとっても大きな損失です。世間ではその3日後に死亡したマイケル・ジャクソンのニュースに注目が集まっていますが、我々にとって100倍惜しむべきは、この職人コピーライターだと思います。
『でっかいどお。北海道』
『うつくしま、ふくしま。』
『恋を何年、休んでますか。』
『あんたも発展途上人。』
……
数え切れない、切れ味鋭いコピーを残した眞木さん、
『六本木男声合唱団倶楽部』の大黒柱であり、『ENJIN01 文化戦略会議』の要石だった眞木さん、
ゆっくり腹を割って話したかった眞木さん、
安らかにお眠り下さい。