車の廃車まで、まもなくと言うこともあり愛車(仮名タツロー)を山奥へ連れ出した。





そう。


この日は、1時間早く仕事が終わり祝日前で気分が乗っていた。








適当にグーグルマップを見ながら選んだ国立公園へ、1人ノリノリで向かった。









山へ入ると、空気は最高、景色は最高。




そして最高のBGM。
青い!水平線の〜。






いやいや、山やから?






きっとシャッフルで流した曲も、DJタツローによる選曲だったのだろう。






ブーン
山道のアップダウン、カーブ。






カッチカチカッチカチ
ウィンカーなんかは、もはやイッケイッケの本気ウィンクやったんやないかな?






ラストランを迎えたタツローが一つ一つを噛み締めるように、楽しんでるように感じた。





人間は人間。
車は車。





そんなタツローに想いを馳せながら、目的地を目指した。






標高もずいぶん高くなり、車もなかなか走っていない道路の途中だった。




まもなく左方向です。





グーグルナビがそう告げた。





えっ?
道路じゃないやん?

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まず、車も人も看板もない。


車一台がやっと通れる道だった。




何かの間違いだと思い、もう一度来た道に戻り周辺を調べた。




目的地に行くには、やはり先ほどのルートしかなかった。





男なら行くっしょ。




そうタツローが言っていた。
たぶん。




好奇心と恐怖心を抱え、地面は舗装されておらずボッコボッコで狭いのでほぼアクセル踏まずでゆっくり走らせた。




最初の500メートルぐらいは好奇心の方が勝りワクワクが止まらなかった。




だが、2キロほど進んでも何もない。



むしろ、ジャングルが酷くなってきている。



このまま、道がなかったら…



進撃の巨人出てきたら…




井戸があって、貞子出てきたら…





日が暮れそうな時間もあり余計な事を考えだす。




身の危険を感じ少しパニックになった自分は、帰ろうと早速狭ーい茂みの巨木に囲まれた場所でタツローを来た道へ180度回転させる必要があった。



レバー(エアプラズマ)をDからノンエキスメントに切り替え、ミラー(パイラー)を確認しながら、切り替し続けた。

ラストラン2へ続く