咲き誇る前の薄紅が、
急な冷え込みで
氷晶をまとうよ。
ここ数日、続く曇り空を見上げながら、
銀灰色から零れているだろう
彩をみようとしていた。
無彩色の彩は溶けてまざると、
無色透明の光になって、
有彩色の彩は溶けてまざると、
銀灰色の雲の色になるから、
光や雲からは、
彩が零れているに違いない。
けれど、彩をみる視力は、
この肉体には備わっていないらしい。
彩をみる心は、
まだ、備わっていないらしい。
君なら、みえているのかな?
君には、みせられているのかな?
たくさんの「歌ってみた」で聴いてみたい曲。
君に、君たちに、
おかげさまに、
たくさんのありがとうを。
おやすみなさい。