スピッツの歌に、ナンプラー日和というのがありますが、ナンプラーとはタイで用いられる魚醤のことです。




名前は知っていたものの、当然何に使うのかもわからず、購入してみようなどと考えたことすらありませんでした。僕はタイ料理が苦手なので、他の人よりもナンプラーに触れる機会が少なかったのかもしれません。

 

しかし、12月ごろ、こちらで明太子を漬けてみようという世紀の実験を行ったのですが、ちょうどその時に大きなペットボトルで購入する機会が訪れました。魚醤というくらいですから、醤油っぽいのかなと思って蓋を開けると、それはそれはとんでもない臭いでした。

 

ナンプラーには1級品から3級品まで存在するらしく、僕が買ったのは原材料を見る限り恐らく3級品。調理向けのものだと思います。こんな臭いもの何に使えばいいのか全く分からず、長期間放置する羽目になっていたのでした。

 

日の目を見ることなく棚の奥深くに眠っていたナンプラーでしたが、つい先日、塩焼きそばを作ってみようと思い、YouTubeでレシピを検索していた折にナンプラー大さじ1という表記を見つけたのです。こんな臭いもの振りかけて大丈夫だろうかと心配でしたが、いざ実食してみると、それはそれは素晴らしい味の塩焼きそばへと変貌しました。深みのある味と言いましょうか、これはナンプラーでしか出せない味かもしれないと、私はようやくナンプラーの使い道を1つ見つけたのでした。



写真は使い回しです。笑