今日は感情がおだやかなだな~、すんなり行けるな~と感じるときは大体伏兵が潜んでいる。少なくとも僕には。

伏兵とはエゴに他ならない。

巧妙に見つからないよう隠れていて出番を待っている。その巧妙さにエゴ減ったのでは?と錯覚させられてしまうほどだ。

エゴは見つけるだけでは斬首できない。一度見つけるとさらに巧妙に隠れる。

でも見つけなければその先には進めない。

伏兵は他人ではない。自分自身であり、エゴだろう。エゴによって自分で敵を作り出してしまう。そして自分で周りを敵に回してしまいへこんでいく。

その自覚があれば良いけれど、大抵は無自覚で、何事も人のせいにしてしまう。自分の都合だけで、エゴの都合だけで進めようとするから訳がわからなくなる。

多くの人は自分の話はするけれど人の話は聞かない。それと同じだろうと思う。

自分の人生の主役は自分だけれど、他人を自分の人生の脇役にしてはいけない、と教わっている。また他人の人生の主役になろうとする者もいる。

人はそれぞれの事情で生きているのであり、他人に決める権利は無い。が、それを周りに押しつけてはいけないだろう。

エゴに負けないように。

エゴはいつでも準備している。何も起きていなくても、妄想しエゴは強化されていく。自分のことではないのに自分のことのように妄想し、自分自身をすり減らしていく。

そうやって人間は歳をとるにつれて完成に近づくのではなく、自ら破壊していく。

自分が病んでいる、ということにいつ気づくか?

自分が普段考えていること(妄想含む)を包み隠さず、正直に紙に書き出したら自分がいかに狂っているかわかるだろう。でも書き出すには勇気がいる。

伏兵には十分気をつけて…。