転ばぬ先の杖

転ばぬ先の杖

新聞・テレビの情報に流されて、
右往左往している世の中を見て、
もう少しニュースの深堀りをして、
考える習慣を身につけた方がいいなあと
思う今日この頃
思考停止の暗示を解き放ち、
転ばぬ先の杖を手に入れよう!

2026/06/20

SpaceX社の時価総額475兆円は、

実際に実現しているわけではないので、

みんなの「夢」の値段です。

 

 

 

  夢と現実

 

 

以下は、スペースX社の

2025年末の貸借対照表です。

 

 

 

 

資産合計は、920億ドル

 

負債総額は、507億ドル

 

純資産額は、413億ドル

 

 

 

 

すべての資産から、すべての負債を差し引いた

 

残りの純資産が413億ドルです。

 

 

日本円で、6兆6080億円です。

 

 

 

十分凄い金額ですが、

 

重要なのは、実際に法人を通過したお金が

 

6・6兆円だということです。

 

 

 

  実際のところ・・・

 

 

資産総額でみても

 

昨年末は、920億ドルですから、

 

日本円にして、14・7兆円程度です。

 

 

 

そして、スペースX社は、

 

今回のIPOで、

 

750億ドルを調達しました。

 

 

日本円にして、約12兆円です。

 

 

 

以下は、スペースX社の

2026年6月のIPO後の貸借対照表です。

 

 

他に取引が無いことを前提にしていますが、

 

たぶん、日本では、まだ珍しいのでは?

 

 

 

 

 

結果、IPO後の資産総額は、

 

約26.7兆円となりました。

 

 

 

 

これに対して、株式市場では、

 

1株=225ドル程度の値段がついて、

 

 

一時的ではありますが、

 

時価総額475兆円になりました。

 

 

 

ということは、

 

みんなの期待で膨らんだ時価総額と

 

過去に法人を通過した金額との差額の

 

 

約450兆円が、

 

みんなの期待が詰まった

 

”夢の値段”ということに

 

なるのでしょうか?

 

 

 

高いのか、安いのか、

 

今はまだ、判別はつきませんが、

 

なんだか宝くじとおんなじような感じがするのは

 

気のせいでしょうか・・・?

 

 

 

2026/06/19

スペースX時価総額3兆ドルといっても

基本は、同じで、儲かるか、どうか?

 

私は、楽天証券で抽選に当たって、

3株ゲットできました。(^^ゞ

 

 

  スペースXは、儲かるか?

 

 

みんながスペースXの株を買うのは、

やっぱり、儲かると思うから。

 

 

会社が儲かると、株価が上がる。

 

 

2025年のスペースXの業績は

 

 (単位:億ドル)

 

売上高   186

営業費   212

--------------------------

営業損失  △25

支払利息等  17

---------------------------

税引前損失 △42

 

 

日本円にして、約6720億円の赤字です。

 

 

一応、直近3年間では、

売上は伸びているものの

 

 

BS上の累積赤字は、

370億ドル

 

 

日本円にして、約6兆円です。

 

 

 

今回のIPOで多額の資金調達ができましたので、

 

利払いの資金の心配は、後退しました。

 

 

 

アメリカでは、s&p500 の収益率が

目安になると思いますが、

 

平均的な営業利益率は10%を超えています。

 

 

  やっぱり黒字でないと厳しい!?

 

 

S&P500とは、

 

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が

1日1回数値を公表している指標です。



ニューヨーク証券取引所・NASDAQなど、

米国株式市場に上場もしくは登録されている

代表的な上場企業約500社の時価総額を

加重平均型で算出した株価指数です。

 

 

そのため、

一般的に、米国市場の全体の相場を

把握するために用いられます。
 

 

S&P 500の構成銘柄(上場)となるには、

 

米国企業であること、

 

時価総額が一定水準(約146億ドル以上)以上であること、

 

直近4四半期連続で黒字であること、

 

そして浮動株が発行済株式の50%以上であること

 

 

ということで、公開株が5%に満たない

スペースX社は、現状では、sp500に

組み込まれることはありません。

 

 

また、時価総額3兆ドルに対して、

 

その10%程度の利益を稼ぎ出す必要があるとなると

 

年間3千億ドルの営業利益が必要となります。

 

 

日本円で30兆円です。

 

 

とてつもない利益額ですが、

 

すぐに稼ぎ出せるような金額ではありません。

 

 

 

長い目で見れば、宇宙開発が進んで、

 

劇的に儲かるときがくるかもしれませんが、

 

数年先のことではないでしょうか?

 

 

3大格付け会社は、

スペースXに投資適格級格付けを

付与したようです。

 

 

 

 

果たして、株主がそれまで、

 

気長に待っていられるのかどうか

 

気になるところです。

 

 

 

2026/06/17

アメリカのスペースXの株価は上昇して、

時価総額は、約475兆円になるのだとか

円安の影響があるとはいえ、スゴイことです。

 

 

  スペースXの株価3兆ドルに

 

 

アメリカのスペースXの株価が上昇し、

時価総額約475兆円になったそうです。

 

マイクロソフトやアマゾンを抜いて

一時、世界4位になりました。

 

というか、マイクロソフトもアマゾンも

両方ともすごいですが・・・

 

 

 

 

スペースXのIPO(株式公開)は、

 

  • 公開価格:135ドル

  • 取引初値:150ドル(+11%)

  • 初日終値:160.95ドル(+19%)

 
でした。
 
 
そして、IPO売り出し株数(基本)は、
 
5億5,555万5,555株
 
でした。
 
 
 
5億株を超える株数なので、
一見すると、多いように感じますが、
 
全世界的な規模からすると、
 
初値が、公開価格を上回ったので、
欲しいと思う人の数の方が多かった
ということ
 
 
 
SpaceX の発行済み株式総数は
 約130・76億株
 
 
 
米国・欧州のIPOでは、
 
販売数は、10〜20%が典型

大型テック企業では、
 5〜10% と低めらしい(支配権維持のため)


今回、SpaceXは
 
4%台でした。
 
 
割合としては、かなり少なめに抑えた
割り当てでした。
 
 

 

  株式相場は、需給で決まる

 

 
結果、欲しい人がたくさんいる中で、
 
売り出された株数が少なかったので、
 
株価が上昇することに一躍買った形です。
 


そして、市中に売り出された
 
たったの4%の株式が
 
 
残りの96%の株式の値段を
 
決めているのです。
 
 
 
最初に売り出された株数が
 
もっと多ければ、株価は
 
100ドル以下になったかもしれません。
 
 
 
ほんの一部の株が取引きされて
 
高値が付くことで、
 
残りの他の株式全部にも
 
値打ちがつくという仕組み?です。
 
 
 
そして、値段が上がった株式で、
 
他の会社を買収することができるようになります。
 
 
まさしく、信用創造です。
 
まるで、お金を生み出したかのように
 
 
何でも買えるようになっています。
 
 

 

 

 
 
スペースXの株を
 
みんなが欲しがるから値段が上がるのだけれど、
 
 
 
なんで、欲しがるのでしょうか?
 
 
 
それは、
 
 
イーロン・マスクの壮大なビジョンと
 
その圧倒的な成長性に魅力を感じて
 
いるからです。
 
 
 
でも、赤字が続いて、
 
その信ぴょう性が揺らいでしまうと
 
 
株価は、一気に下落してしまいます。
 
 
 
もしも、
 
1株10ドルになったりすると、
 
 
時価総額は、1300億ドル程度になって、
 
たったの20兆円程度にまで
 
しぼんでしまうことになります。
 
 
 
スペースX社が、躓くことなく、
 
どこまで前進できるかはわかりませんが、
 
 
 
一度、躓いてしまうと、
 
信用収縮の規模は計り知れないものに
 
なりそうです。