2015.03.29 DRIVING KIDS FES. in OSAKA | AKB48、とある地方ファンの呟き

AKB48、とある地方ファンの呟き

とあるきっかけからAKB48のファンになりました。地方ファンの立場からいろいろと思ったことを綴っていきます。

すっかり遅くなってしまいましたが、先週のイベントのレポです。
前日が、さいたまスーパーアリーナーでの握手会でしたが、翌日は特に予定も入れておらず。当初はそのまま地元に帰る予定でしたが、帰り道だからとこじ付けて立ち寄ることに。
甲子園の高校野球の影響か、大阪のホテルは軒並み満室で予約が取れない状況、費用の関係もあり東京からは夜行バスで移動にしました。
バスは寝れないと大変ですが、自分はぐっすり眠れました(笑)。目が覚めたのは京都に着く手前の車内アナウンスでした。

大阪梅田に到着し、朝サウナに行って朝食を取り、その後、地下鉄と南海電車を乗り継ぎ、最寄駅の泉大津へ。
駅から会場まではけっこう離れているということで、同じイベントに出かける知り合いの方に車で送って頂きました。

前日は晴天だったみたいですが、この日は朝からあいにくの空模様で、雨がポツポツと降ってました。雨対策として途中コンビニで傘と雨合羽を買ってたのが後々役立ちました。

会場は、町外れの埠頭といった感じで周りに何もない場所で、基本的に車で来場することを想定しているんでしょうか。歩いている人もいましたが、普通に30分くらいかかる距離で大変だなと思いました。

駐車場から少し歩けばテントやステージが設置されているのが見えてきて、特に受付とかもなくステージ前には既に100人以上の人が陣取っていました。ステージは午前、午後のステージがあって、整理券を持っている人が柵の中で観られるという仕組みで、1回目は早朝から並んだ人もいたとか。自分が行った時はまだ少し券が余ってたのですが、後ろの方でした。まあ、お目当ては2回目の方だったので、1回目は様子見ということにしました。

開演までしばらく時間があったので、近くのテントのベンチで休憩してましたが、自分の付近に親子連れが居て、メンバーの親御さんでしょうか、面影あるので誰かはすぐわかりました(笑)。
学校と同じで親同士の繋がりもあるみたいで、会話が弾んでいる様子でした。あと、喋ってる言葉の訛りでだいたいどこの地域かっていうのもわかりますね。
ライブの時、ステージを後ろの方からじっと見守る姿を見て、娘の晴れ姿を見たいという親心を感じました。そういえば、昨年三朝でのイベントの時も、メンバーのご家族らしい方々が後ろの方から見ていた光景を思い出しました。


1回目のステージは、途中から雨が強くなり最後はどしゃ降りに。自分は2回目の整理券をもらうためにステージから離れてましたが、柵内は傘をさせないので雨合羽がない人は大変だったでしょうね。雨で天候が回復しない場合には中止の可能性もあるという話もありましたが、空を見る限り、長く続く雨ではなかったですし、午後からは回復するということだったので、2回目の整理券をもらった後、昼食のため一旦会場を離れました。


会場で配られたステッカー、この日の出演メンバーが載っています。



集合時間前に再度会場へ、入場は整理番号順なので、割とスムーズに、雨は多少パラついてましたが、次第にあがってきました。
今回は、一眼レフを持参してましたが、雨でレンズが濡れたり、本体に水がかかると故障する恐れがあったので雨が降ってた午前中はほとんど使えませんでした。
午後になって天候が回復してきたのが何よりでした。屋根がない会場は天候に左右されるから大変ですね。雨は止んでましたが、気温は思いの外上がってなく薄着だったので雨合羽が防寒着代わりになりました。




ライブの前にメンバーが特技等を披露するコーナーがあり、坂口渚沙さん(北海道)と小栗有以さん(東京都)が司会を務めていました。

地元の永野芹佳さん(大阪府)と濱咲友菜さん(滋賀県)による漫才や、関西出身メンバーでの「太田先生と愉快な生徒たち」コントが会場の笑いを誘っていました。
そのあとは、AKBINGOや鳥取の全国ツアーでも披露された『15の春』を山田菜々美さんが披露(伴奏は太田奈緒さん)



左から司会の小栗有以さん(東京都)、先生役の太田奈緒さん(京都府)、以下生徒役の山田菜々美さん(兵庫県)、永野芹佳さん(大阪府)、濱咲友菜さん(滋賀県)



特技のペン乗せを披露する山田菜々美さん


その後、登場したのは小田えりなさん(神奈川県)と左伴彩佳さん(山梨県)
左伴さんの伴奏で、小田さんが『桜の花びらたち』を披露。彼女で思い出すのは夏合宿のボイスレッスンで菅井先生に扱かれている場面ですね。緊張もあったのかもしれませんが、ちょっと声が上ずっているようにも聞こえましたが、歌ってる時の表情がもの哀しげな感じが出ていて良かったです。




『桜の花びらたち』を披露した小田えりなさん(神奈川県)伴奏は左伴彩佳さん


その後は全メンバーによるライブがスタート
セットリストは以下の通りです。

M1 47の素敵な街へ
M2 ファースト・ラビット
M3 挨拶から始めよう
M4 希望的リフレイン
M5 ヘビーローテーション
M6 Everyday、カチューシャ
M7 言い訳Maybe
M8 ポニーテールとシュシュ
M9 恋する充電プリウス
M10 制服の羽


チーム8のメンバーは普段は地元にいて、週末に集まってイベントや公演に参加するというスタイルを1年間続けてきました。毎回同じメンバーばかりでなく、組み合わせもセットリストもその時々で違うので、リハやレッスンにかけられる時間も他の正規メンバーに比べるとずっと少ないはずです。それを考慮するとよくまとまっているなと。細かい粗を指摘すればキリがないですが、自分は専門家ではないのでそのあたりの指摘は差し控えます。
そんなことよりも、若々しく躍動感が溢れるパフォーマンスがこのチームの一番の魅力であり、古参の方が「初期のAKBを見ているようだ」と評価しているのもわかるような気がしました。

時折写真を撮りつつ、ステージを見るというを繰り返しでしたが、劇場ほどではないにせよ距離は近くて良かったです。ただ、大きく手を振り上げる人やジャンプする人(ライブ前に禁止事項としてメンバーからアナウンスがあったにも関わらず)がいたのが目に付きました。目の前に大きく動かれると写真を撮る時にオートフォーカスがずれてピンボケになってしまうので、それを避けつつということで気を使いました。このあたりどこまでが良くてどこまでがダメなのかというのが個人の解釈で違いますし、劇場公演はかなり厳格でちょっとでも変な動きしただけでスタッフに注意されるのですが、チーム8のイベントではそのあたりは割と寛容であったと聞いてました。だんだんとファンが増えてきて認知度が上がってくるといろいろな人が集まってくるので、そのあたりはある程度秩序を保つ為のルールというのはあった方がいいのではと思います。
ライブを盛り上げるのは大いに結構だと思うのですが、だからと言って何をやってもいいというわけではなく、お互い気持ちよく楽しめるための配慮というのは大事だと考えます。
皆さん大人ですし、細かいことをあまりとやかく言うつもりはないですが、ともかく他の人に迷惑をかけないようにするというのは最低限のマナーであり、本来であれば常識の範囲内で分別はつくはずですが… 少なくとも中学生のメンバーに言われてはしまっては面目がないの一言に尽きます。



左から高橋彩音さん(埼玉県)、本田仁美さん(栃木県)、太田奈緒さん(京都府)




左から濱咲友菜さん、山本瑠香さん(和歌山県)、高橋彩音さん、本田仁美さん、太田奈緒さん、坂口渚沙さん





岡部麟さん(茨城県)が左腕に付けてたチーム8オリジナルのぬいぐるみ。(デザインも彼女が担当した模様)
後日「エイトくん」という名前で公式に販売されることに。





この日は仲の良い東北メンバーがいなかったせいか少し大人しく見えた坂口渚沙さん。一緒に司会を務めた小栗有以さんとは仲良しな感じは伝わってきました。





ピアノ伴奏も務めた左伴彩佳さん




コントでの先生役はハマり役だった太田奈緒さん。年少のメンバーが多いチーム8の中で、頼れるお姉さん的な存在でしょうか。




吉川七瀬さん(千葉県)と高橋彩音さん




小田えりなさん、高橋彩音さん、本田仁美さん




前列左から岡部麟さん、坂口渚沙さん、永野芹佳さん、山田菜々美さん


イベントでは毎回ライブが終わった後に、フォトセッションがあるのですが、ご一緒させて頂いた方の情報もあり、いい位置を確保するためにライブは途中で離脱してコンセプカーの止まっている場所へ移動しました。

柵の前で待っていると、続々と人が集まって来て、やがてライブも終わりぐっと人が増えて来て、ふと後ろを振り返ると何重にも人垣が出来ていました。
しばらくするとライブが終わったメンバーが出てきてフォトセッションが始まりました。早めに来た甲斐があり、距離はかなり近かったです。握手会に行ったことがなく面識がないので、声はかけませんでしたが、それくらいの近さでした。




地元の永野芹佳さんを真ん中に記念撮影






全体撮影のあとは、各メンバーそれぞれがポーズを取っての撮影も行われました。




帰りのバスに乗ってからも窓を開けて手を振ってくれました。
ヤサカ観光バスは、昔京都に住んでた時はそれこそ毎日のように見ていたので、なんだか懐かしかったです(笑)。


前日握手会で、長距離移動の後のイベント、雨にも見舞われ、肌寒い中で立ちっぱなしでかなり足に堪えましたが楽しめました。
劇場公演やコンサートとはまた違っていて、撮影可能というのが一番大きな違いですね。
メンバーと2SHOTを撮る写真会がありますが、あれがどうも苦手で、自分に自信がないというのもありますが、メンバー単体でちゃんとしたカメラで撮れる機会があればなというのは以前から思っていましたが、こういうかたちで実現することに。

(使用カメラ:OLYMPUS PEN E-PL2  使用レンズ M-ZUIKO Digital 14-42mm F3.5-5.6Ⅱ) 


AKB48のイベントは関東中心であり、そう頻繁には出向けないので、先週の松江のイベントもそうでしたが、行きやすい範囲であるのは地方住まいにとってはありがたいことです。
帰りのバスの車中でふと思ったのですが、これって本来は既存のチームがやって来てなかったことでもあります。全国握手会の回数も減り、個別握手会も関東のみでの開催で、「握手をしたければ東京まで出向いてこい」と言われて
地方にも来て欲しいというのは、エゴと言われればごもっともですし、移動にかかる経費やスケジュールの調整を考えれば難しいというのはよく分かる話です。最近劇場公演のスケジュールを組むのも難儀しているようなので、いっそのこと「仕事がない」と嘆いてるメンバーを活用するというのも一つの案としてあるのではないかと思うのですが。


チーム8について、それこそ最初のうちは見る余裕がなかったせいもあって、歯牙もかけなかったのですが、去年の秋くらいになると、いろんな人が勧めて来るので、実際に見てみて目から鱗が落ちる思いでした。とはいえこの時点ではメンバーの名前も殆ど覚えておらず、のめり込むという境地には至ってませんでした。
今年2月に地元でコンサートがあり観に行きましたが、チーム8の本質というのがわかったような気がしました。同郷でありチーム8に興味を持つきっかけとなった中野郁海さんの存在は大きかったです。
昨日の3公演は47人中40人が出演という劇場始まって以来の出来事でしたが、それを見た印象として、横並びで始まった状態から1年経って、段々と差が出てきたなと。今の既存の選抜の程ではありませんが、それでもメディアに出るメンバーやMVのカットを見ても、序列のようなものが徐々に固まりつつあります。10人の選抜が発表されたのもその一端ですが、序列の固定化し過ぎると連帯感が損なわれる恐れもあるので、一長一短と言えます。

誤解のないように断っておきますが、以前から応援しているメンバーに興味がなくなったとかそういうことはなくて(中にはそういう方もいらっしゃるみたいですが)、今も変わらず応援しています。とはいえ最近は公演の数も少なく、目にする機会が減っているという現状があります。「遠くの親類よりも近くの他人」ではありませんが、やはりより身近な方に心惹かれてしまうのが人情というもので、だんだんと接する機会が増えると情も湧いてきます。
ファンになって4年くらい経ちましたが、12期以降の子はデビューの頃から知ってるので思い入れもひとしおです。

人一倍情に流されやすい性格と自覚しているので、メンバーとはあえて一定の距離を保つようにはしています。個人的に気にかけているメンバーはいますが、いい加減なかたち放り出すこともできないので、新しい子が出てきても、すぐにそっちに飛びつくということは基本的にはないです(笑)。
応援することは楽しいことばかりではなく、ある意味一蓮托生であり、むしろ苦しい時期こそファンとしての有り様を試されていると
考えます。
来月には2回目のドラフトがあり、また新しいメンバーが入ってきます。既に飽和状態のこのグループに対して、やみくもに人数を増やすことが果たして良いのかと思うことがあります。新しい血を入れる前に、今いるメンバーの資質を磨くことを怠っていないのかと、今はまだ蕾だけど、これから花開こうとしているものを摘み取ってしまうことにならないのか。
このブログでは何度も触れていますが、ある程度長いスパンでのメンバーの成長を見守るという姿勢がおろそかにされつつあるのが気がかりでならないです。

度重なる組閣によって、チームの個性というのは殆ど原型を留めない状態になりつつあります。箱推し、チーム推しのファンというのは少なからずいたはずですが、今のようないつバラバラにされるかわからない状態では安心して推せないというのが本音です。(異論はあるでしょうが、組閣についての運営側とファンとの意識の乖離はもっと切実な問題だと思うのですが)
2013年頃の研究生だったり、今のチーム8の方がチームとしてのあるべき姿ではないかという思いがあります。メンバー個人の魅力だけではなく、それぞれが所属するチームであったりグループを応援したいという気持ちがここまでAKB48グループを大きくしてきたという認識ですが、運営側はむしろそれを阻害するものと見做しているのがファンとして理解に苦しむところです。

先日の人事異動でチーム8からの3人のメンバーが兼任になると発表されました。実態は別として同じAKB48内での兼任というのはどういうことなのかと首を傾げたくなる思いです。既存チームと距離を置き、それで独自性を保ってきたチーム8もグループ全体の事情という大義名分で取り込まれようとしてます。また同じ轍を踏むつもりなのかと言いたい衝動に駆られますが、ここまで来ると行き着くところまで行かないとどうにもならないのではという諦めの気持ちも出つつあります。

今年に入って、握手会やコンサート、イベント、そして劇場公演と、その時は楽しい時間を過ごすことができました。しかし、ふと我に返った時に感じるのは、このグループとメンバーの行く末に対する漠然とした不安です。
いちファンである自分が考えたところでどうにでもなるわけではないのですが、それでも考えずにはいられないのは、まだ諦めていないのかなと解釈しています。


イベントのレポを書いていたのにあとがきが長くなっていました。失礼いたしました。