地方ファンの呟き〜2014.12.21 | AKB48、とある地方ファンの呟き

AKB48、とある地方ファンの呟き

とあるきっかけからAKB48のファンになりました。地方ファンの立場からいろいろと思ったことを綴っていきます。

いよいよ今年も残すところあと10日、やらなければならないことは多いですが、思うように捗らず時間がいくらあっても足りない状態です。周辺ではインフルエンザが流行っておりますが、自分自身が罹患していないのが幸いです。某プロデューサーのお方ではありませんが、今は寝込んでいる暇もないですから(笑)。


総選挙

先週の今頃、テレビではこの話題で持ちきりでしたね。無論AKBではなくリアルな方の総選挙ですが。
個人的に思うところはいろいろありますが、この場で自らの信条を長々と書くつもりはありませんし、このブログを読んでくださる方の需要があると思いませんので控えますが、今後、我々を取り巻くいろんな状況が上向きになる、という見通しが皆無といっていいくらい、閉塞感だけが残る選挙でした。選ばれる側も大概ですが、選ぶ側(もちろん自分も含めて)にも問題はあるかと、政治家のレベルは国民のレベルと比例しますので。
あとはやはり気になるのはマスメディアの姿勢でしょうか。10年前の総選挙の頃から「結果ありき」で、あとはどう脚色していくか、日和見主義で、持ち上げたと思ってたら、情勢が変わると見事な程に掌の返してバッシングをする。まあ、それがマスメディアの生業と言ってしまえばそれまでですが、やっていることは同じことの繰り返しです。くれぐれも耳触りの良い文句に踊らされてはいけないと自分に言い聞かせております。

選挙とは民意を問うというのは小学生でも知っていることですが、人の気持ちというのは常に一定ではなく、日本人はとかく他人に流されやすいというか、”雰囲気”というものに敏感すぎるきらいがあります。先ほどメディアは日和見主義と書きましたが、そのメディアの影響を受ける側も日和見主義で、国民からすれば憲法がどうのとか、イデオロギーがどうのとか、右とか左とか、はっきりいってどうでもいい問題で、「今よりいい暮らしがしたい」というのが本音でしょう。選ぶ側としては、自分たちの声に耳を傾けてくれる候補者に票を投じるのが真っ当な行為ですが、様々な事情がありそう簡単なものでないということは、大人の方はよくわかっていらっしゃると思います。

前置きが長くなりましたが、改めてAKB48の総選挙について考えてみると、そのあり方というの今一度見直してもいいのではないかと思っています。毎年の恒例行事の一つとなっており、気の早い人は既に来年の話をしているようです。初期の頃とかは様相が変わり、選挙対策委員という、リアルな総選挙ばりの体制を整えてくるなど、年々熱を帯びている状況に、違和感を感じるようになってきました。個人が1票、もしくは数票入れるくらいであれば目くじらを立てるほどではありませんが、組織的に数百票、数千票という数字が動いており、いろんな思惑があってでしょうが、ファンのメンバーに対する純粋に応援したい気持ちから票のみでなく、別の次元での争いになりつつあるのではないのか、端的に言えば各陣営の資金力勝負であり、負担が大きすぎるというのが懸念となっています。お金は無尽蔵に沸くものでなく、無理をすればどこかでしわ寄せが来ます。選挙の絡まない通常盤や劇場盤、ライブDVDの売れ行きが一頃に比べて芳しくないという話も聞きます。選挙でお金を使えばその反動は必ず来ます。後で書きますが、良からぬことで資金を調達しない限り、個人が出せる金額には限りがあります。
来年どうなるのか、現時点では何も発表されていないので不明ですが、よほどのことがない限り止める理由はないので続けるかと思います。梅雨の時期と重なり、なんともいえない鬱々とした気分になるので個人的には一番苦手なイベントです。



智に働けば角が立つ

今年初めに一躍話題となり、「世紀の大発見」とメディアも挙って取り上げましたが、その後の展開は、何とも言いようがなくて、今になってみればあの時のフィーバーは何だったんだろうと思うばかりです。事の本質とは関係ない部分にクローズアップするのは、興味本位なワイドショーの得意分野ですが、その後の掌の返しっぷりもこれまた見事でした。
ネットの普及に伴い、誰でも情報発信できるようになった反面、何かあれば「炎上」というフレーズを耳にするようになり、特定の個人を吊るし上げて叩くという風潮が日常茶飯事になりつつあります。本来公正明大であるべきメディア(それも大手と呼ばれる新聞、雑誌、テレビ)が先鋒となる場合があるのが実に厄介です。ネットの世界は玉石混同ですが、マスメディアには長年築いてきた信頼というものがあり、多くの人はそれに従順であります。一方で、それを妄信すると決して良い結果ばかり残すわけではないことは過去の歴史が証明しています。
今回の件は、相手が若い女性だったのもありますが、行きすぎた報道の姿勢はいかがなものかと感じていましたし、最終的にはスケープゴートになった面も否めなく、その点においては同情を禁じ得ません。事実は事実として正す必要はあるものの「罪を憎んで人を憎まず」という言葉があるように人格そのものや人間としての尊厳を傷つけるのは横暴という以外の何物でもありません。直接的な因果関係は不明ですが、人一人の尊い命が犠牲となっているのですからそこは真摯に受け止めてもらいたいです。

極力見ないことにしていますが、いわゆる「ネット掲示板」は決して全てとはいいません、多くの場合、鬱憤や怨嗟の溜まり場となっています。そこには、文字に表すのも憚れれるほど、品性の欠片もない表現が飛び交っており、目を覆いたくなる状況です。誰とは言いませんが、ある特定のメンバーやグループへ対する、悪意に満ちた文章は読んでいて気持ちのいいものではありません、文言から伝わってくる負の感情に精神が蝕まれそうになりますが、自分自信の平衡感覚を乱さないようにしていますし、精神衛生上見ないようにしています。ただでさえ情報の洪水に溺れそうな状況であるのに、これ以上深みに進むのは愚の骨頂です(笑)。そんなことで悩むのは仕事だけで十分です。
「智に働けば角が立ち、情に棹すれば流される、意地を通せば窮屈だ、とかく人の世は住みにくい」とは夏目漱石の小説『草枕』の冒頭の有名な一節ですが、最近、身に沁みて感じる機会が多いです。自分は智よりも情に弱いので、何かと大変です(笑)。



需要と供給

昨日、買い物から帰る途中のラジオでこのニュースを聞いたのですが、そもそもの話「なぜ限定発売にしたのか」という疑問が自分の頭の中に浮かびました。俗に”コレクター”と呼ばれる人や鉄道ファンからすれば「限定」というフレーズにはそそられますし、自分も少なからず興味のある分野であるので、並んでいて買えなかった人の気持ちはわからなくもないです。早速ネットオークションに上がっているということは転売目的で買ったということがわかりますし、定価の数倍、数十倍で取引されているのは需要があるわけで、だからこそ転売がなくならない要因でもあります。「数量限定」で付加価値をつけることによって購買意欲をあげるというのは、商売のやり方としては妥当なのかもしれませんが、徒らに消費者の気持ちを煽り、徒労を強いる結果になったのは、逆に反感を買うことになり、誰にとってもプラスにならず後味もよくありません。他の方も言ってましたが、「数量限定」ではなく「期間限定」にすれば昨日のような混乱は起きませんでしたし、ネットオークションで利益を得ようという不逞な輩もいなかったのではないでしょうか。

AKBでもいわゆる「限定モノ」はあります。サイン入りのグッズが数が限られますし、メンバーの人気に比例して欲しい人も多いのでよりプレミアとなる要素があります。以前から、逆生誕の時に貰ったメッセージカードをネットオークションに出品する例は後を絶ちませんでしたが、今年の夏に行われた夏祭りの頃、メンバーの直筆サインの色紙が多数出品されていたのは覚えている方も多いかと思います。
もう2年くらい前になりますが、「サイン会をしない理由」を支配人に聞いた時に「ネットオークションに出回るから」と難色を示す回答を貰ったのを思い出します。奇しくも23日はAKB48では久々の試みとなる「サイン会」がありますが、その後に起こるであろう展開は明白です。ファンのモラルの問題といってしまえばそれまでですが。射幸心を煽りすぎると時に不幸を生む結果にならないかということが気がかりです。最近は理不尽な要求を突きつけるモンスタークレーマーが問題となりつつありますが、その陰で物言わず、ひっそりと消えていくサイレントクレーマーの方が実は損害としては大きいのではないかいう捉え方もあります。
かつて、とあるシングルの特典商品の販売方法について当局から「不当な顧客誘引」とみなされ、その後しばらくCDリリース自体ができなくなったという歴史を持つAKB48にとっては、由々しき事態とも言えます。

今年行われた全国ツアーでもチケットの転売は多数ありました。入場時のチェックは限界があり、それこそ生体認証でもしない限り完全に防ぐのは難しいでしょうね。昔からダフ屋行為は存在していましたが、これは需給バランスがあるからこそ成り立つものであり、ただ、昔と違うのはパソコンとネット普及により個人でも容易に取引が可能になったことも大きいでしょう。コンサートチケット転売については、AKB48に限らず、人気のあるアーティストが共通して抱える問題ですし、業界として対策は進んでいくと思われます。劇場公演の抽選もなかなか当たらないことで有名ですが、その反面”定員割れ”という不可解な状況もあり、これについては異論反論したいですが、長くなりそうなのでまた別の機会にさせていただきます。


本題からかなり逸れてしまった部分もありますが、世の中の動きとAKB48を取り巻く動きをいろいろ考えてたらこのような記事となりました。今年もあと少し、北のほうは例年になく雪が多く大変だとうかがっています。天候が不安定だと異動手段なども気になります。(先週は飛行機や鉄道が止まったり、遅れが生じたりしていました)1月、2月は遠征予定がありますが、雪の影響が心配です。今プランを練っているところですが、やはり気を遣います。ひとまず年末年始の天気がどうなるかというのが一番の関心事です。