8月24日 | AKB48、とある地方ファンの呟き

AKB48、とある地方ファンの呟き

とあるきっかけからAKB48のファンになりました。地方ファンの立場からいろいろと思ったことを綴っていきます。

早いもので8月も終わりを迎えようとしています。
歳を重ねるにつれ、1年1年が過ぎるのを早く感じている反面、毎日を無為に過ごしていないかという焦りもあったりする今日この頃です。

少し過ぎてしまいましたが、8月24日は、13期、14期生が昇格してから1年という区切りの日でした。メンバーもGoogle+やモバメで触れていたので、気づいた方も多いかと思います。

1年前のあの日、自分は東京ドームのスタンドでその一部始終を見守っていました。あの日見た光景は、今となっては泡沫の夢のようなものですが、それでも自分にとってはとても心に残る大切な思い出の1ページです。
このブログの読者の方はご存知かと思われますが、大きな会場が好きではないと常日頃から言っている自分は本来あの場所にいるはずではなかったのですが、いろんな偶然が重なって歴史の目撃者となったことについて、何かに惹き付けられたような不思議な感覚を覚えたものです。
当時も書いたと思いますが、一斉昇格に対しては特段驚きはしませんでした。当時の彼女たちが公演で見せていたパフォーマンスを考えれば、昇格は極めて妥当な評価というのが自分の見方でしたし、例えば一部のメンバーが昇格し、一部が残るという発表であったら”画竜点睛を欠く”という内容の記事を書こうと思っていましたが、それは回避することができました(笑)。

しかしながら、あの昇格が全てのファンから支持されたというと必ずしもそうではなく、会場にいたファンの反応も温度差がありました。ドームを出て駅に向かう途中で聞こえて来る会話もやはり一様に歓迎と言うわけではなく、このあたりがメンバーの多いグループであり、ファンみんなを納得させることの難しさを感じました。

「井の中の蛙大海を知らず」という言葉がありますが、普段限られた範囲しか見ていないと、それが全てだという錯覚に陥りやすく、客観的に物事を見る力が養われないような気がします。とはいえ、人それぞれ事情はありますし、全てを見通すということは尋常ならざる時間と労力が必要とされ、昔ならいざ知らず、これだけ規模が拡大したAKB48グループを隅から隅までチェックすることはほぼ不可能ではないかと考えます。ファンになったころは”広く浅く”をモットーにしましたが、時間が経つに連れてその考えは全く真逆になりつつあります。
いわゆる”一目惚れ”というのではなく、メンバーをじっくり見定めてからファンになるタイプなので、割と時間を要するので、次から次に新しいメンバーが出てきてもなかなかすぐに対応できないというのがあります。チーム8の47人が加わった時は、あまりの多さに思わず目眩がしたほどです(笑)。

もう少し広くアンテナを張りたいところですが、使える時間には限りはありますし、湯水のようにお金を使える身分でもないので、その状況で試行錯誤しながらたどり着いたのが今の応援スタイルです。


少し話が逸れましたが、昨年の昇格に対しては賛否両論あったというのは、他の方の反応やいろいろ耳に入って来る情報を総合的に評価した結果ですが、自分がなぜあそこまで感動したかというと、やはりそこへ行き着くまでのストーリーがあったからというのが大きな理由でした。
特に13期生は劇場でのお披露目から始まり、同期だけでの公演、突然のセレクションによる仲間との別離を経験しており、その後台頭してきた14期生が脚光を浴びるという当時の状況はファンとしてもいろいろ思うところはありましたが、どうにもならないもどかしさを感じつつも応援するしかないという一念でした。
そういう鬱屈とした思いはありつつ、公演を見ているのは楽しかった記憶ばかりのような気がします。メディアではどうしても大人の事情が大きく作用するのですが、劇場はそれ比べると(完全とは言えませんが)平等にアピール機会があって、日々成長していくメンバーも見るのが何よりの楽しみでした。15期生が入って来て、改めて13期生の成長と存在感というのも見直したものです。

あの昇格に必然性はあったというのが自分の導き出した結論であり、批判を覚悟で発表した運営の英断であり、前途洋々とした未来が待っていると夢見たものですが、それから半年後に起こるであろう衝撃はさすがに予想の範疇を超えていました。

あれから1年、組閣で16人のうち5人は別のチームになり、昇格メンバーや移籍メンバーの加入によって、同じチーム4であっても、また色合いの違ったチームになってしまいました。仮に組閣がなくて、あのメンバーのまま続いていたらどうなっていたのだろうと時々考えることもありますが、今となってはそれも幻であり、「前しか向かねえ」の歌詞のように割り切ることはできませんが、それでも今のチームで頑張っているメンバーを見守ることは続けたいと思います。

何年もファンを続けているとグループに対してそれなり思い入れもありますし、メンバーも知れば知る程、人間なので情も湧きます。ファンとして一定の距離は置くというスタンスは守りますが、やはり親近感というのは拭いきれません。いろんなメンバーの個性の集合体がAKB48というグループであり、可能な限りその個性が発揮出来るようなグループであって欲しいです。人数が多い中で秀でるというのは、なかなか難しい部分があるとは思いますが、少しでもよい方向へ向かっていってもらいたいです。


あの昇格の時の映像をもう一度観たいのですが、残念ながらDVD化されていないので観られないですね。映画でも全く触れられていなかったのですし。「手をつなぎながら」公演の時、曲間のつなぎの『大人への道』で、その時の映像でその模様が少し流れていましたが、あれだけでもけっこうぐっとくるものがあったので、もし完全な映像を観たらまた当時の感慨に耽ってしまうんでしょうか。それでも観てみたいですが。


今年の東京ドームは全国ツアー以外に大きな発表はありませんでした。
今年は前半に”大組閣”というかつてない大きなサプライズがあったのですが、あれを超えるインパクトを与えるものはなかなかないでしょうし、サプライズありきではなく、コンサートの本質という意味ではあれはあれで良かったと考えます。

これから先AKB48グループがどうなっていくのか、予想だに付きませんが、これからも自分なりに思うことをこのブログを通じて発信していければと考えております。



※この記事、実は書き始めたのが1週間程前で、ようやく完成しました。文章書くのが本当に遅くて、もっと早く書けるようになりたいです。