高橋みなみ生誕祭(2013年5月10日「チームA」公演より) | AKB48、とある地方ファンの呟き

AKB48、とある地方ファンの呟き

とあるきっかけからAKB48のファンになりました。地方ファンの立場からいろいろと思ったことを綴っていきます。

2013年5月10日(金)「チームA」公演より
・高橋みなみ(1991年4月8日生まれ)22歳の生誕祭

【出演メンバー】
伊豆田梨奈 入山杏奈 岩田華怜 大島涼花 川栄李奈 菊地あやか 小林茉里奈 佐藤すみれ 高橋朱里 高橋みなみ 田野優花 中塚智実 仲俣汐里 松井咲子 森川彩香 渡辺麻友


アンコール曲終了後に生誕祭は行われました。


(最後の整列しての挨拶で渡辺麻友が飛び出し)

渡辺麻友「ちょっと待った! 今日は4月8日に誕生日を迎えた高橋みなみさんの生誕祭です! たかみなさん、お誕生日」
一同「おめでとう!」

(『涙サプライズ!』のBGMが流れケーキが運ばれる)

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渡辺麻友「それではお誕生日の歌をみんなで歌いましょう」

(全員でハッピーバースデーを歌い、高橋みなみがロウソクの火を吹き消す)

一同「すごーい」
高橋みなみ「22歳の肺活量よ。ありがとうございます」
渡辺麻友「衰えを知らない肺活量が」
高橋みなみ「そうやで」
渡辺麻友「おっ、こんなところに・・・」

(ケーキの下から手紙を取り出す)

高橋みなみ「やめようよ、あかんって」
渡辺麻友「とある方からメッセージが届いておりますので、読み上げたいと思います」


たかみなさん、ハッピーバースデー。
私は卒業しましたが、AKBに入れたこと、たくさんのことを学べたことは1期生のみなさんがいたからだと思っています。
感謝しています。本当にありがとうございました。
チームAみんなで素敵なチームにしてください。
 萌乃より


渡辺麻友「萌乃ちゃんがメッセージを送ってくれたんですけれども。あれっ?こんなところに」

(ケーキの下からもうひとつ手紙を取り出す)

高橋みなみ「そんなことある?」
渡辺麻友「なんと、まだまだメッセージが届いておりますので、読み上げたいと思います」

たかみなさん、お誕生日おめでとうございます。
たかみなさんは気づいてないと思われますが、私はたかみなさんのこと好きやし、
みんなが言っているほどトークとかすべってないです。
一緒にがんばっていきましょう。
たかみなさん、大好きです。
 小谷里歩より


渡辺麻友「りぽぽが、今日公演に駆けつけられなかったりぽぽから。そして、まだあります。読ませていただきます」

たかみなさん、お誕生日おめでとうございます。
本当に人間として尊敬しています。
そんなたかみなさんと出会えたことだけでもAKBに入った意味があるぐらいです。
自分のこともしっかりしているし、メンバーのことも考えてくれているたかみなさんみたいな人になりたいです。
またご飯に連れて行ってください。
おめでとうございました。
 横山由依より


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渡辺麻友「そして、読み上げたいと思います」

みなみへ。
お誕生日おめでとう。みなみの今年の誕生日、楽しかったね。
みなみには感謝してもしきれません。
私はいつもあなたに助けられてきました。
正直、チームAにみなみがいてほっとした。
私にはキャプテンの資格も無ければなれない。
でも、みなみに甘えるのが嫌だった。
私がみなみとチームAのことで泣きながら話し合ったよね。
みなみも相変わらずの頑固で(笑)
 でも2人の気持ちは一緒。チームAを素敵な最高のチームにすること。
今年の誕生日に「もうちょっと頑張っていこうと思う」って言ってくれて安心しました。
チームA、素敵な最高のチームにいつするの? 今でしょ! 
みなみ、おめでとう。
 篠田麻里子より


渡辺麻友「今日、公演に駆けつけることができなかったチームAメンバーの3名が」
高橋みなみ「贅沢過ぎるね。ありがとうございます」
渡辺麻友「メッセージを送ってくれました」
菊地あやか「そしてたかみなさん、私からも手紙があります」
高橋みなみ「なんで? 何これ?今日どうした。どうしたの。いや、あかんって。もう崩壊してるよ・・・ありがとう」

菊地あやかたかみなさんへ。お誕生日相当過ぎましたが、改めてお誕生日本当におめでとうございます。同じチームAになってからたくさんたくさん話すようになりました。一緒のチームになれたことが本当にすごく嬉しいです。これからのチームAももっと素敵なチームにしていきたいし、もっと最強のチームにしていきたいと思っています。たかみなさんがいない日とか、ちゃんと私たちがまとめて引っ張っていけるようにもっと頑張ります。たかみなさん、麻里子様もいるチームAは任してください。これからもチーム尾木の方でもどうぞよろしくお願いします。たかみなさん大好き! 菊地あやかより

高橋みなみ「ありがとうございます。ありがとう」
菊地あやか「そして、あんにんからも」
高橋みなみ「なんで? どうしたの?どうした、今日これ。私を殺す気やな(笑)」
入山杏奈「はい、読みます。たかみなさんへ。今回の組閣でチームAになって、周りが先輩ばかりで、毎日が緊張だった私にとって、一番話しやすい先輩はたかみなさんでした。たかみなさんから話しかけてくれて、たくさんのアドバイスをしてくれて。たかみなさんがくれた「もっと自信を持っていいんだよ」という言葉は私には魔法の言葉のようでした。たかみなさんは総監督という立場でみんなよりもたくさんの何かを背負っていると思います。でも、総監督じゃなくてもたかみなさんはたかみなさんだと思います。自分でどんどん背負うものを増やさないで、たまには周りにいるメンバーを頼ってください。お誕生日おめでとうございます。入山杏奈より

渡辺麻友「あんにんから、普段たかみなさんに直接なんか言葉を伝えることはあんまりないと思うんですけれども、そんなあんにんもメッセージを書いてくれました」
高橋みなみ「ありがとうございます。幸せです。とっても」
渡辺麻友「そして、実はなんとですね、今日は、実はチームAメンバー全員が、たかみなさんにメッセージを書いてきているんです」
高橋みなみ「えっ?マジすか」
渡辺麻友「どどん」

( ステージ上手袖よりメッセージの束を手にした岩田華怜が登場)

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渡辺麻友「全員書いてきているんですけれども、ちょっとお時間がかなりかかってしまうということで、これはぜひ後でごゆっくり」
高橋みなみ「ありがとう。宝物だわ。ありがとうございます」
渡辺麻友「メンバーみんなのたかみなさんへの想いが込められています。ぜひ読んでください」
高橋みなみ「みんなありがとう」

(高橋みなみにメッセージが手渡される)

高橋みなみ「ありがとうございます、本当に。嬉しいです。ありがとうございます」
渡辺麻友「ということで、たくさんのメンバーからのメッセージが送られましたが」

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高橋みなみ
「すごく嬉しいです。なんて言うんだろうな・・・悩むこともたくさんあるし、総監督が・・・嫌で嫌で仕方なかった時もありました。組閣して、総監督って名前がすごく最初おもしろくて、「何それ~!?」って言って、みんなに「総ちゃん」って言われることが最初はとっても嬉しかったです。東京ドーム2日目に自分のソロデビューも決まって、ああ、これは何か新しい何かが始まるんだなって、すごく思ってました。でも、時間が経ってみれば、経つごとに、なんて苦しいポジションなんだろうって思いました。チームAの元々キャプテンで、すごくそれが嬉しかったし、AKBというグループが好きで、何かやっていることが、何かグループのために1つでもなっているならとずっと思ってました。その働きがチームAのキャプテンというよりも全体のキャプテンっていう風に、きっとスタッフさんたちがみんなで思ってくれた結果、私は総監督になりました。・・・嬉しかった。でもすごく重く感じました。自分が好きでやっときたことじゃなくて、何か違う、「これをやりなさい」という言葉が勝手に聞こえてくるような気がしました。自分の範囲外だって思うこともたくさんあります。私はメンバーなのかどうか、スタッフなのかなって。私はこれをやるためにAKBに入ったのかなって、正直すごく悩みました。仲間もどんどんいなくなって、同期の子もいない。近い期の子もいない。私の居場所は、私の好きなAKBはなんだったんだろうって、すごく思ったから・・・卒業っていう言葉がすごく自分の中でいっぱいいっぱいぐるぐるした時期もありました。正直総選挙も自分の中で出ないはずでした。もう去年からずっと思ってました。俯瞰で見ていきたいなって。中にいることがどれだけ苦しいかって。でも、自分がやってきた言葉に嘘をつきたくないから、私は参加することに決めました。ずっと「努力は必ず報われる」って言って、みんなにいっぱいネタにされるけど、やっと報われたことが1つでもあって、それを絶対今年は壇上で言ってやろうって思いました。辛いこともたくさんあります、総監督になって。でも、嬉しいこともたくさんあります。AKBにいて、得られるものはすべて全部感じてやろうと思いました。きっと、こんな大所帯の女の子のグループをまとめることなんて、この全人類の中で・・・きっと私ぐらいしかいないなって思ったから、この掛け替えのない時間を大事にしようと思いました。そして少しでも何か、この子たちに残してあげれるものがあるなら、何か残していきたいと思いました。そして、私はこの劇場が大好きです。だから、まだ、ここにいさせてください。自分のやりたいことは明確で、ソロデビューもさせていただいて、違う世界も見てきました。ソロライブすごく楽しかったです。でも、武道館のライブも最高に楽しかったです。私は歌うことが好きです。そしてこの仲間が、とても大好きです。そして、このAKBを支えてくださるスタッフとファンの皆さんが大好きです。だから、もうちょっと22歳、AKBとして、居させていただければなと思います。これからも体はちっちゃいんですけど、皆さんが言ってくれている大きな心で頑張ってと思っています。本日は本当にありがとうございました。これ嬉しいね。これめっちゃ嬉しいもん。ありがとう」

渡辺麻友「それでは、今日こうして劇場に来て、お祝いをしてくださいましたファンの皆様にひと言お願いします」

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高橋みなみ「ええ、本当に本日は、私のことだけ応援してくださってる方じゃないんですけど、ほんとにまずこの劇場に足を運んでくださったこと、とても感謝しています。ありがとうございます。もう、ここでお祝いしてもらうことは8回目になるのかな? ああ、もう8年も経つんだなと思ったら、すごく不思議な気持ちになります。でもすごく嬉しいし、すごく幸せです。ここで見る景色は何も変わってないなと思います。変わったのはその柱に貼ってあるピンクのテープぐらいで。変わらず在り続けることってすごく大変だと思うんです。いろんなことが変わるし、いろんな時が流れるし。でも、私はそこで変わらずに、トンと足を据えて、腰を据えて立っていたいなっていう風に思いました。こうやってまっすぐ芯が通っていられるのも、応援してくださる皆さんがいるからです。ほんとにいろいろご迷惑だったりとか、心配とか、いろいろさせてしまうけど、その分皆さんに笑っていただけるようにこれからも精進していきたいなっていう風に思っています。本日は本当にありがとうございました」

渡辺麻友「いやあ、たかみなさんもほんとに、なんですかね、今回チームの組閣でたかみなさんと初めて同じチームになったというメンバーもたくさんいると思うんですけれど、私もそうなんですけど、こうして同じチームになると一緒にいる機会もたくさん増えてきて、いろんなことをお話することもたくさんあったんですけど、やっぱり本当にメンバー1人1人のことをしっかり考えてくださっていて、本当に、どうしてこんなに優し過ぎるんだろうと」
高橋みなみ「優しくないよ(笑)。抜けてるとこいっぱい抜けてるからね」
渡辺麻友「そこも、素敵です。そこを含めて、すべてが本当に、なんですかね。私たちもまだまだ頼りない後輩かもしれないですけれども、たかみなさんの支えにしっかりとなれるように
高橋みなみ「ありがとう」
渡辺麻友「これからも後輩メンバーもみんなで一緒に、たかみなさんと一緒にがんばっていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします」
高橋みなみ「よろしくお願いします」
一同「よろしくお願いします」


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昨年の高橋みなみさんの生誕祭はすごく印象に残っています。普段見せることのない弱音や素の部分を垣間見え、彼女自身が背負っているもの抱えているものの重みというのをまざまざと見せつけられたような気がしたものです。
総監督という、唯一無二の存在でありますが、そういう肩書きがあってもなくても彼女がAKB48グループのリーダーであることに異論を唱える人はいないと思います。その存在が大き過ぎるが故に、もし彼女が卒業してしまったらいったいどうなるんだろうと心配になります。
実際に握手会で接した印象から言うと、実際の彼女は謙虚で控え目なタイプで、生まれもってのリーダータイプではないように思えます。事実AKBに入った頃は、後から付いていくタイプだったらしいですし、周りから求められるようになって、段々とリーダーとしての自覚が芽生えていったという後天的な要素によるものの方が大きいと言えます。それゆえにリーダーにありがちな独善的な考えに捉われることなく、いろんなメンバーに気を配ることができるのだと思います。
仕事をしている自分から観て、彼女の立場というのは、ほんと大変なポジションだし、かかるストレスも半端ないと思います。メンバーとファン、もしくはメンバー同士、メンバーとスタッフの板挟みになることも多く、どちらかというと損な役回りとも言えます。そんな役割を担っている彼女をただただ尊敬するし、いちファンとしてできることがあるのであれば応援し続けたいと思います。
願わくば、いずれ彼女の意志を継ぎ、将来のAKBグループを引っ張っていく気概を持った後輩が現れて、少しでも彼女の負担を減らしてあげて欲しいなと。いつかそんな日が来ることを期待しています。