いつも出かける時に通る道から100m

入ったところにあるそこがふと気になってよってみた




葛畑スキー場

全国至る所でそんな傾向もあったかと思うが

昭和30年代終わりから40年代はじめにかけて

それぞれの区

ここでいう区とはおよそ30戸から60戸くらいの集落の単位をいうが、

スキーブームが来るということで

希望に燃えて沢山のスキー場がうちの地元にもできた。

幸いに農耕用の牛は各戸にいるのが普通であったし共同の放牧用の草原が各区にあるのもまた普通のことをで、それをそのまま冬スキー場としたのがうちの地元のパターン。

ハチ高原地区にあったスキー場。

ハチ高原スキー場  現存
大久保第二ゲレンデ  ハチ高原の一部として現存
福定スキー場  廃止
氷ノ山国際スキー場  現存 ここは後発。
丹戸スキー場  廃止
氷ノ山山麓スキー場  廃止
リフトはなかったけど外野スキー場  廃止
東鉢伏スキー場 現存
そして葛畑スキー場 廃止

なんと9つ。

うち区民もしくは有志でつくられたのが

大久保、福定、丹戸、葛畑の各スキー場だ。 
現存するのは数え方にもよりますが3つないし4つ。

これは神鍋でも同じような事があり

アルペンローズ
奥神鍋
万場
蘇武口
名色
神鍋ファミリー
栗栖野神鍋
多田神鍋
北神鍋
山宮
大岡山

さすがはマキノと並ぶ昭和20年代からスキー場が開かれた神鍋は11と半端ない数。
現存するのは広義で5つ
営業主体別でいうと3つ。
  
昔の人はガッツがあったと思う。
今の日本じゃリスクテイクして1から民間で作るなんてあり得ない。もう15年誰もやってない。
そんなうちだって昨年オーブンした峰山高原も公設民営だから、フルリスクしょった訳じゃない。

それに比べたらやってるスキー場を引き継ぐなんて
まだ出来そうな話ではありますよね。

しかしアップサイドを描いてやるということすら
asisで利益でるの?となり
こうアップサイドがあるよといっても
蓋然性は?とかいわれるご時世です。

なんかね。
日本ダメになるのわかる気する。。
こうして縮んでいくんですよね。

でも来シーズンは業界には追い風が、

私がキャッチしてるだけでも
スキー場業界に新規参入される会社さんが複数社あるようです。

まぁその中の半分は当社が売却、撤退した事によるものなのではありますが

本当に素晴らしいことです。

是非とも私どもを含めた既存の事業者では思いもつかない新しい切り口や発想で大いに業界を揺さぶって頂きたいです。

業界は基本逆風です。
でもそれはスキー場ってこんなものと定義を間違えた既存事業者が作った逆風。

今はもう、定義を変えるというか
中核価値を変えなければいけないフェーズです。



バス停も残る葛畑スキー場
区の経営から民間に移りそして無くなった。

無くなった理由はお客様が減ったから

減った理由はその奥にあるハチ高原や東鉢伏の方がスキー場がデカイから。

同じ中核価値で戦って簡単にサイズで負けたということ。。

中核価値を変えれば或いは残し方もあったかもしれない。そうおもうと残念です。

スキー場の淘汰もある程度は必要だとは思います。

しかし早急に様々横展開できる成功事例を積み上げなければとも思います。

需要さえ拡大すれば供給は減らす必要がありません。

世界で4つしか無い

ほぼどこに住んでても3時間でスキー場につける国のひとつ。日本。すいません、沖縄と離島は無理なんですけど。。  

スイス、アンドラ、リヒテンシュタイン、日本。

スイスのウインタースポーツの国民参加率が37%
日本が5%

それでも日本のスキー場の総来場者は世界で4位。

30%とはいわずとも、20%になればマーケットは4倍。

そして総来場者でアメリカを抜いてトップになり

スキースノボ大国日本ができます。

これくらいは本当はいってもおかしく無いんですけど。。

これを目指してやれる事はなんでも頑張りたいです。