日本時間7日未明、18年冬季オリンピックの開催都市が、韓国・平昌に決まった。10年、14年に続く3度目の挑戦で開催地に選ばれた。
開催地の発表は深夜にもかかわらず、実際のオリンピック会場になるジャンプ台の周辺には6000人以上の市民が集まった。
前々回と前回の開催都市決定では、有力とみられながらいずれも敗れた平昌。3度目となる挑戦では63票を獲得し、ドイツ・ミュンヘン(25票)とフランス・アヌシー(7票)に大差で圧勝した。
招致活動で大活躍したのが、バンクーバーオリンピックの女子フィギュアスケート金メダリストのキム・ヨナ選手。平昌決定を受け、「とてもうれしいです。長い間苦労したので、喜びは大きいです」と語った。
韓国は、最終プレゼンテーションで李明博大統領がスピーチを行うほどの熱の入れようで、国を挙げての誘致が実を結んだ形となった。
一方、18年のオリンピックにアジアの平昌が選ばれたことで、20年の夏のオリンピック開催に意欲を見せる東京にとっては招致活動が不利になるとの指摘もある。
来ましたね。
アジアでの冬期五輪。
アルペン会場となるヨンピョンには私も幾度か行きました。
コンドミニアムもがっつりあって
長いゴンドラをのぼりその裏側には
カチカチの急斜面
結構へろへろになりながら滑りました。
でゴンドラからベースのゲレンデまでは
ちょっと広い道路といった趣の下山コース
コースはすべてスノーマシンで造られた雪です。
トレーニングにはもってこいですが・・・・
景色はやはり半島とはいえ大陸性気候故か
やせた山で殺伐とした感じ
韓国のスキー人口400万人に対してスキー場は26箇所
全部コストの高いスキー場だからあまり増えて過当競争にならない事を祈ります。
10年前は関税が高く
スキーは1本40万ぐらいしたのですが
韓国とEUの関税が撤廃されるということで
一気にスキーの所有率も向上し
韓国のスキーシーンは大変熱いモノになる気配です。
こうした日本のウインタースポーツ人口の減少を上回るスピードで増えていく
アジア全体のマーケットを考えた時
日本のスキー業界は
①マーケットに近く日本人向けの気軽にちょっとスキー・ボードのできる練習場所
②空港からのアクセスと景観がよくアジア全体をマーケットとした本格的な山岳リゾート
この2つが生き残る道だと思います。
当社のスキー場を分類していくと
関西3スキー場は間違いなく①
箱舘山だけは景観的に②の要素もある。
なにせびわこの展望台がスキー場になっているって感じだから。
菅平パインビークはアルペンに特化しつつも①の要素を加えて行くべき
猪苗代は景観的にもスケール的にも②
黒姫は妙高とのアライアンスを強化することで②を目指す。
高井富士も当然周辺スキー場との連絡・連携を強化して②を目指さなければならない。
ハチ高原も
周辺4~5スキー場とスキーサーカスを形成し
②を目指す必要かあると思う。
アジア全体を見渡せば
天然雪に覆われた空間
深い森の中にある場所
自然に溶け込む場所
それは日本のスキー場だけに与えられた大きなアドバンテージだ
方向性を間違えなければ日本のスキー場の未来は明るい。
それには
小異を捨てて大同につく
という事が大切。
これができなければ
滅ぶだけだ。