少年の頃
中学校3年生からの四年間
私の部屋は
今の第2体育館の倉庫の2階だった
その体育館の倉庫のさらに裏に合併処理の浄化槽があって
公共下水ができ
不要になったので
それを基礎にして建てたのが今のマイホームだ
だから
この裏山の景色は
少年の頃と同じ景色
ただ
柳畑だったところに
雑草が生い茂り
氷ノ山を仰ぎ見て
その下に拡がっていた
杉林は
そだってしまって氷ノ山を隠した
この杉のすぐ
裏手には
雑木林がひろがり
小鳥の鳴き声が
いちばん大きな音
窓から
林がみえる
そして人工物がみえない
これが落ち着く場所
黒姫ライジングの
東側の部屋
ゆうリゾートホテルの
露天風呂
他にもあるが
作れそうで
なかなか難しい
オレの隠れた贅沢は
こんな感じ
人工物がみえない場所
そこに価値があると
おもうのは
オレだけか…