青春18きっぷの旅06夏②
●瀬戸大橋線
5:40頃、家を出た。空は曇っている。気象情報に県内大雨洪水注意報が出ている。行き先の天気が気にかかる。
前回は東に向かったので今回は西へ向かう。計画では瀬戸大橋線に乗って四国へ渡ることになっている。いつもの湖西線の駅にクルマを置いた。琵琶湖は今日も美しい。
[S駅→山科]
6:45発の普通京都行きは8両編成の223系電車。早朝なのに、サラリーマン、行楽客など3割くらいの乗車率だ。
心配された天気だが京都に近づくにつれて晴れてきた。
山科で降りて新快速播州赤穂行きに乗換えだ。
[山科→相生]
山科駅下りホームで新快速電車を待つ。クマゼミがシャーシャーとうるさいこと。
7:23発新快速播州赤穂行き223系電車と、同じく7:23発快速網干行き221系電車が同時に到着し、同時に発車した。そして京都まで併走。
新快速は満員で座れない。京都でも降りる人は少なく座れなかった。大阪で入れ替わるだろう。30分のしんぼうだ。近くの座席では、大きなバッグを膝に乗せた20才前後の女性が時刻表を眺めている。中国四国地方の地図のページだ。一人旅だろうか?それとも帰省かな?と想像する。
高槻手前で上り「あかつき」とすれちがう。夜行寝台列車もずいぶん少なくなっって寂しく思う。
大阪で大半の乗客が入れ替わり、ようやく座ることが出来た。芦屋を出る頃に睡魔に襲われる。寝たらあかん。
西明石で複々線も終了。
この電車は12両だけど、姫路で分割されて前4両が姫路止まり、後ろ8両が播州赤穂まで行くと案内放送があった。僕は先頭車にいるから姫路に着いたら移動だ。はぁ…。
姫路に到着。後ろ8両に移動する。
前4両に乗っていたほとんどの人は後ろ8両に移動した。すでに満員。
分割され、電車は発車。山陽本線も、英賀保、網干の辺りまで来ると景色も少しのどかになってくる。網干で信号待ちということで数分遅れた。この先、乗り継ぎ時間に余裕がないので、計画通りに進むか少し心配になってきた。
相生に到着。この電車、相生から赤穂線に入り播州赤穂へ向かう。そちらにも興味はあるけど、僕はこのまま山陽本線を岡山へ向かって行くから乗り換えだ。
[相生→岡山]
9:30発普通糸崎行き115系カフェオレ車が待っていた。8両編成の新快速から降りた大半の客がどっと糸崎行きに乗り換えた。それが4両編成だからさらに超満員。女性グループが、朝の通勤電車と変わらんやんと嘆いてる。もちろん僕も座れずに立っている。
相生を6分も遅れて発車。岡山で次に乗る電車まで11分しかないからこの遅れはきつい。超満員で冷房もあまり効かない。岡山まで1時間もこの状況ならつらいなぁ。
上郡を過ぎると田園風景が広がってきた。緑色の稲穂が美しい。降りる人がいて少しずつ余裕が出来てきた。でも岡山に近づくにつれて再び混み始めた。東岡山では、相生で一旦分かれた赤穂線か再び合流した。岡山到着。
[岡山駅]
岡山駅ではわずかな時間しかなかったのに、面白い電車が止まっていたので撮影。これはJR四国の特急「南風」。
列車の利用客を増やしたいと、やなせたかしさんとタイアップして数年前に造られた列車。子供に人気があるそうだ。
「アンパンマン列車」のほかにも「バイキンマン列車」と「ドキンちゃん列車」があるそうだ。
これは前回の旅でJR東海色と国鉄オリジナル色を紹介したのと同じ117系電車で、快速サンライナー色。
あなたはどの色が好み!?
[岡山→坂出]
さて、いよいよ四国へ向かうため、岡山10:44発快速「マリンライナー23号」に乗る。この駅始発だったが構内で写真を撮っていたので乗った頃には満席で座れなかった。
「マリンライナー」の車両は平成15年に登場した5両編成で、今回初めて乗車する。四国側の3両がJR四国所有の5000系電車で先頭車両はダブルデッカーになっている。1階部分が普通車指定席、2階部分がグリーン車指定席だ。そして本州側の2両がJR西日本所有の223系5000番代だ。それぞれ形式が違うが、ほとんど同じでJRマークの色が異なるだけだ。
指定席券を持っていないので最後尾に乗る。
瀬戸大橋線と言うものの、実際には岡山-茶屋町は宇野線で、茶屋町-宇多津は本四備讃線である。
「マリンライナー」は最高速130km/h出す性能があるが、宇野線部分は単線(一部複線)で高規格でもないので80km/hくらいしか出せない。茶屋町で宇野線と分かれ、昭和63年に開通した複線の高架線へ入る。ようやくスピードが上がり120km/hに。
天気がよく、瀬戸内海は大変美しかった。
左手にコンビナート群を眺め坂出へ到着。右手に面白い形の山があり大変気になった。小さい富士山のような形だ。坂出で下車。
[坂出→多度津]
前回、瀬戸大橋を渡った時は予讃線を高松方面へ向かったが、今回はその逆である。
11:30発普通琴平行きに乗る。121系電車。ようやく座れたが、足が張っている。このまま予讃線を進み、ネットお友達が住む愛媛県への潜入を試みたかったが帰りが遅くなるので断念した。残念!!多度津で下車。
[多度津駅]
もう、お昼である。多度津駅は予讃線と土讃線が合流する駅だから何か飲食店があるだろうと思い改札を出た。
が、思っていたよりこじんまりとした駅で、駅の横にパン屋さんがあるだけで駅前には何もない。仕方ない、予定を変更して11:50発快速サンポートで坂出へ折り返す。
[坂出駅]
坂出に到着。
駅にうどん屋さんがあった。香川と言えば讃岐うどんでしょう。美味しかったです。
[坂出→岡山]
食事を終え、12:27発岡山行き「マリンライナー30号」に乗車。今度は先頭車になるので眺めは最高。
瀬戸大橋を渡り終え児島に到着。ここで運転士、車掌さん共にJR四国からJR西日本に交代した。そして岡山に到着。
[岡山駅]
岡山に到着すると13:10発の山陽本線相生行きの電車が発車を待っていた。乗ろうかな?と思ったが座れない。足が痛くなってきてるから次の14:14発の相生行きを待つことにした。
1時間もあるので駅の構内や時刻案内表を眺めたりしていたら、13:55に赤穂線播州赤穂行きがあるのに気がついた。
もしや?と思って、所持していた時刻表を調べてみる。播州赤穂到着は15:07で、15:09発の新快速野洲行きに接続しているではないか。
14:14発の山陽本線相生行きに乗った場合でも、相生で乗り換えるのは播州赤穂から来た同じ新快速野洲行きだ。
赤穂線経由は少し遠回りになるが結果は同じだし、まだ乗ったことがない路線だから迷わず赤穂線経由にした。
[岡山→播州赤穂]
到着したのは115系国鉄オリジナル色。3両編成だったが、岡山でほとんどの乗客が降りたから座ることが出来た。
東岡山で山陽本線と分かれ海寄りの赤穂線に入る。こちらは単線だ。リニューアルされていない通勤用固定クロスシート車なのでシートの幅がいくぶん狭い。隣りの人と密着するんで快適性が悪い。
海が見えるかな?と期待してたのに、ぜんぜん見えない。単線の宿命、日生で行き違い電車の待ち合わせで6分停車。ここで初めて海が見えた。
終点の播州赤穂に到着。
[播州赤穂→山科]
すぐに15:09発新快速野洲行きに接続。始発で8両編成、余裕で座れた。
坂越、西相生と停車し、相生で山陽本線に合流。あとは姫路~神戸~大阪~京都…と帰るだけだ。
姫路で外国人グループが乗ってきた。男性二人が運転席や車内をデジカメで撮っている。もしかして鉄な人?
明石海峡大橋が見えてきた。瀬戸大橋と違ってここには鉄道が通っていないので、なかなか渡る機会が巡ってこない。いつか必ず・・・。
[帰宅]
山科に到着。17:33発湖西線近江今津行きに乗り換えた。223系4両編成。
クルマを止めた駅に到着。だんだん天気が悪くなり、家に近づくにつれて本降りに。北陸の梅雨明けはまだだなぁ。7時過ぎ、無事に家に辿りついた。今日は立ってることが多く、それも満員で大変疲れました。でも楽しかったです。
瀬戸大橋用223系(左)と京阪神地区用223系(右)の違いがすぐに分かれば鉄な人?(笑)