「花子とアン」第105回
1923年(大正12年)夏。
村岡家。
「王子と乞食」の翻訳をついに完結させた花子。
聡文堂。
花子の「「王子と乞食」の翻訳が完結した事を祝って、ささやかなパーティーが催されています。
皆さん、本当にありがとうございましたと感謝する花子。
乾杯する一同。
この度、醍醐君が退職する運びとなりましたと報告する梶原。
てっ!と驚く花子。
私、本当の嘉納蓮子の姿を書いてみたいんです、書きたいというパルピテーションを今は大切にしたんですと言う亜矢子。
拍手する一同。
さらに、発表が続きます。
この度、村岡印刷の代表を英治に譲る事にしましたと報告する平祐。
就任の挨拶をする英治。
拍手する一同。
「王子と乞食」を単行本化してはどうかと提案する郁弥。
OKを出す梶原。
夢じゃないかと頬をつねる花子。
僕はかよさんと結婚するって決めてますからと答える郁弥。
郁弥を見る花子と英治。
明日、求婚するつもりなんですと打ち明ける郁弥。
てっ!と驚く花子。
明日はかよの誕生日です。
サプライズを打ち明ける郁弥。
夜。村岡家。
母の形見のカメオを花子に手渡す英治。
微笑み、受け取る花子。
カフェー・ドミンゴの前に郁弥が来ます。
気合を入れる郁弥。
店内。
かよにコーヒーを注文する郁弥。
時計は11時50分を差しています。
「あなたは僕の女神だ」と手のひらに書いた文字を読む郁弥。
表に楽団が現れます。
えっ!?早っ・・・と慌てる郁弥。
楽団が入ってきます。
少し早いけど・・・いいかと腕時計を見る郁弥。
郁弥の前にコーヒーを置くかよ。
かよさん、お誕生日おめでとう!と祝福する郁弥。
生演奏が始まります。
てっ!?と驚くかよ。
あなたは僕の女神です、結婚して下さいとプロポーズする郁弥。
拍手する客や従業員たち。
郁弥さんの・・・バカっちょ!と怒るかよ。
表に飛び出してしまいます。
今日の見どころ。「あの子は家事の手際もいいし料理もうまい、何より働き者だ」と自分の前でかよをほめる平祐を見る花子の目。笑
村岡印刷の就任挨拶に時間をかけて。時間かけないと余ってしまんですね。
お前はちゃんと家に入る女性と結婚しなさいと郁弥に言う平祐。