「花子とアン」第103回 | たっちん日記

「花子とアン」第103回

葉山家。

髪の毛を下した蓮子が座っています。

私だって本当はこんな事したくないんですよのと言いながら、蓮子の髪の毛をハサミで切り落とす園子。

生まれてくる子を守るためなら自分はどんな辱めでも受けようと覚悟している蓮子。


1922年(大正11年)夏。

村岡家。

蓮子の事を案じながらなすすべもなく、何通も葉山家に手紙を書く花子。

龍一が訪ねてきます。

今日も葉山家に行ったが門前払いだったと言う龍一。


慌てた様子で亜矢子が来ます。

お客様?と龍一を見る亜矢子。

宮本龍一さんと紹介する花子。

この方が・・・、おめでとうございます!と言う亜矢子。

・・・えっ?と亜矢子を見る龍一。


蓮子様、無事に男の子を出産なさったんですと伝える亜矢子。

本当なの?と尋ねる花子。

どうしてご存じなんですか?と尋ねる英治。

蓮子様にお話を伺いたくて、葉山家に足を運んでいたんです、しつこくお願いしているうちに運転手さんが教えて下さったんですと答える亜矢子。


懐から考えた子どもの名前を書いた紙を取り出す龍一。

「愛子」と書かれた紙。

男の子か・・・と、「純平」と書いた紙を見る龍一。


坊やの名前、蓮様に伝えてあげたいわねと思案する花子。

運転手さんならきっと力を貸してくれるわとアドバイスする亜矢子。


嘉納家。

再び晶貴が訪ねてきます。

今すぐ首に縄つけてあの女を連れてこんか!と怒鳴る番頭たち。

やめんか!と止める伝助。

せめてものおわびにこれをお納め下さいと包みを差し出す晶貴。

中に蓮子の髪。

土下座する晶貴。

髪の毛を丁寧に包み直し、押しやる伝助。


赤ん坊は生まれたとね?と尋ねる伝助。

は・・・はいと答える晶貴。

赤ん坊やと!?あの女をたたき切っちゃる!と、再び騒ぎ出す番頭たち。

いいか!よ~く聞け!蓮子のこつはこれでしまいにする、手出しする奴がおったら俺がただじゃおかんぞ!と一喝する伝助。


葉山家。

お茶を入れている園子。

奥様!と運転手が来ます。

どうしましたか?と尋ねる園子。

蓮子様の友人という方が一目でいいから蓮子様に会わせてくれと門の前から動かないのですと報告する運転手。

花子が入ってきます。


蓮子さんに一目でいいので会わせて下さいとお願いする花子。

断ると、この方が外で騒ぎ立てるのでは・・・と言う運転手。

仕方がありませんねと花子を案内する園子。


蓮子の部屋。

肩くらいまで短くなった髪の毛の蓮子。

その髪どうしたの?と尋ねる花子。

何でもないのと答える蓮子。


私、赤ちゃん産んだのよと報告する蓮子。

おめでとう!本当によかったわと微笑む花子。

乳母が面倒を見ていて私は会えないけれどと打ち明ける蓮子。

赤ん坊の泣き声が聞こえてきます。


蓮様、私が連れてくるわと部屋へ行こうとする花子。

阻止する園子。

通して下さい、行かせて下さい!と騒ぐ花子。

分かりました!連れてきますよ!何と強引な人なのかしらと言う園子。


龍一から預かってきた紙を渡す花子。

紙に「純平」と書いてあります。

乳母が赤ん坊を連れてきます。

抱き取る蓮子。

よかったわね、お母さんに抱っこしてもらえてと赤ん坊を見る花子。

純平・・・お父様がつけて下さったのよ、よろしくね純平と赤ん坊を見る蓮子。


伝ちゃん、ぼちぼち退場かな?そうなったら、ますますつまらんですたい。

腹心の友なのになすすべもなく手紙を書くだけの花子。

一方、断られても何度も訪問し、運転手から聞き出す事に成功した亜矢子。それを横からさらっていく花子。笑

「 純平」と「愛子」って、「純と愛」ですか??

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