「梅ちゃん先生」第131回 | たっちん日記

「梅ちゃん先生」第131回

安岡医院。

梅子の代理で患者を診る弥生。

診察室に梅子が来ます。

休んでなくていいの?と尋ねる弥生。

何だかきになっちゃってと答える梅子。


これ見てと、梅子がおめでただと聞いた患者さん達が持ってきてくれたお祝いを見せる弥生。

その中から千羽鶴を手に取る梅子。


私にしかできない事って何かな?と尋ねる梅子。

信郎が言った、「自分にしかできないものを作りたい」と言葉で、自分はどうなんだろう?と思ったようです。

梅子は十分やってるよ、これ見れば分かると、お祝いの品物を見る弥生。


山倉が来ます。

何しに来たの?と呆れる弥生。

建造が自宅に本を持って帰るのを手伝い、そのついでに弥生の町医者ぶりを見物しに来たそうです。

芳子が静子さんから電話だと伝えに来ます。


フロンティア貿易。

輸入の仕事がうまく運びそうだと伝える静子。

じゃあ、今度、2人でうちに来ない?と誘う梅子。

仕事がうまくいきそうな事とか、それがうまくいったら結婚する事を話せば、お父さんも喜ぶし、わだかまりも解消するのでは?というのです。

なんとか連れて行きますと返事する静子。


夜。

タイプライターを打つ竹夫。

おめでとうと声かける静子。

君は俺が金儲けにのめりこんでるように見えて、少し心配なんだろと聞く竹夫。

そうね、少しと答える静子。

でも、金儲けだけが目的じゃない、今回の輸入がうまくいけば会社の資金力は相当上がる、そうすれば日本の職人が作ったいいものをもっと世界に紹介できるんだと語る竹夫。

微笑む静子。

どんな家がいい?俺達が住む家だよと尋ねる竹夫。

気が早いと答える静子。

卸すルートは手はずがついている、借りた金も返して相当な利益が残る計算だ、ちっとも気が早くはないよと言う竹夫。

微笑む静子。


下村家。

[そして数日後。]

竹夫と静子が来ていて、何かお祝いの席が設けられます。

今日は何だ?梅子のお祝いこの間やっただろと尋ねる建造。

あの時は竹夫兄さんいなかったから、それに・・・後で発表があるのと説明する梅子。

梅子を見る竹夫と静子。


新しい仕事を始めた信郎を褒める建造。

お父さん、竹夫兄さんだって・・・と言う梅子。

何を言うつもりだ?余計な事言うなと言う竹夫。

いいじゃない、あのね・・・と話し出そうとする梅子。

その時、電話が鳴ります。


こんな時間に誰かしら?と電話に出る芳子。

フロンティア貿易の社員からです。

何か慌てているような様子。

竹夫に代わる芳子。


電話に出る竹夫。

今日着いた荷物がガラクタしか入っていないと伝える森下。

えっ?何かの間違いじゃないのか?と尋ねる竹夫。

しかし、最悪の場合・・・と言う森下。

会社に戻ると伝えて電話を切る竹夫。


仕事でちょっとした問題が発生しましてと謝る竹夫。

何なの?と尋ねる静子。

大した事じゃないと答え、会社に戻ると言う竹夫。

私は?と聞く静子。

君はいろと答え、出て行く竹夫。

せわしない奴だと言う建造。

やっぱり・・・私も行きますと立ち上がる静子。


玄関。

静子を見送る梅子と芳子。

今日はお父さんに何か話があって来たんでしょ?と尋ねる芳子。

はいと答える静子。

次を楽しみにしてますからねと言う芳子。


朝。フロンティア貿易。

静子や社員が竹夫の帰りを待っています。

ドアが開き、疲れた様子の竹夫が帰って来ます。

みんな、すまないと謝る竹夫。

やはり詐欺で、サンプルが送られてきて信用したのが間違いだったようです。

これからどうなるの?と尋ねる静子。

損害はうちがかぶる事になる、すまないと頭を下げる竹夫。

言葉がない社員達。


封筒を差し出す竹夫。

何ですか?と尋ねる森下。

少ないけど、退職金だと言う竹夫。

辞めろって言うんですか?と尋ねる社員。

これ以上、君らに迷惑はかけられんと言い、一人一人に封筒を握らせる竹夫。

言葉がない社員達。


出てってくれ!と促す竹夫。

渋々出て行く社員達。


君にもと、静子に封筒を差し出す竹夫。

まさか、私達もこれで終わり?と尋ねる静子。

これから借金の返済に追われる事になる、とても結婚なんてできる状態じゃない、さっさと別の相手でも見つけろと答える竹夫。

私はここにいると言う静子。

勝手にしろと言い、出て行く竹夫。


下村家。

居間で新聞を読む梅子。

[それから数日がたちましたが、竹夫からの何の連絡もありませんでした。]


夜。下村家。表。

雨の中、帰ってくる建造。

玄関に静子が立っています。

どうしました?と尋ねる建造。

こちらに竹夫さんから連絡が来てませんか?と尋ねる静子。

いえと答える建造。

いろいろと外を走り回ってみたいなんですと言う静子。

上がりなさいと勧め、家に入ろうとする建造。


あの・・・お父様と呼び止める静子。

うん?と振り返る建造。

竹夫さんはお父様の事が大好きなんです、大学をやめてから、竹夫さん、寂しかったんだと思います、何をすれば前みたいにお父様に褒めてもらえるか、ずっと考えてたんだと思います、私は竹夫さんとなら貧乏だっていいんです、お金儲けもどうでもよかった・・・、でも竹夫さんはずっとお父様に認めてほしくて今まで頑張ってきたんですと語る静子。

黙って聞いている建造。

竹夫さんから連絡が来たら会社に電話下さいと頭を下げ、会社に戻っていく静子。

一点を見つめている建造。


家に入る建造。

竹夫から電話なんですと伝える芳子。


居間。

建造に電話を代わる梅子。

電話に出る建造。

お父さんの言うとおりでしたと言う竹夫。

え?と聞く建造。

「金儲けにばかり必死になっていると、いつかしっぺ返しを食う」・・・、そのとおりになりましたと言う竹夫。

黙って聞いている建造。

会社、もう駄目ですと言い残し、電話を切る竹夫。


何ですって?と尋ねる芳子。

竹夫の会社が潰れるらしいと答える建造。


輸入するのに100万円融資を受け、それが詐欺だったんで返済できないんですよね。これまでの輸出の商売は順調なんだから、100万円さえあればいいんでしょうね。

建造よ、梅子にばっかりお金を出してないで、こういう時は竹夫を助けてやれよと思う。


それにしても梅子。まだお腹も大きくなってないし、つわりも無さそうなのに、もう弥生に代わってもらっている。

友達に仕事させといて、母親が家事をしている横で、座って新聞読んでる・・・すごいご身分ですね。笑


ペタしてね