「梅ちゃん先生」第127回 | たっちん日記

「梅ちゃん先生」第127回

昭和32年6月。

下村家。

料理を作る芳子を手伝う松子。

こんなにみんながそろうのって久しぶりじゃないかしらと居間を見る芳子。

信郎に加藤、竹夫も静子を連れてやってきています。

[今日は芳子の提案で、久しぶりに家族みんなで食事をする事になったのです。]

竹夫と静子さん、あの2人どうなの?と、梅子に尋ねる芳子。

さあと答える梅子。

そろそろはっきりした方がいいんじゃないかしらねと言う芳子。

そうねと答える梅子。


居間。

食事する一同。

建造の言動に、お母さんがうちに戻ってからちっとも変わってないわねと梅子にささやく松子。

そうなのよと答える梅子。

そこ!何をこそこそ話してると注意する建造。


最新式の洗濯機の話題を始める松子。

そんなにそんなものが欲しいのかと聞く建造。

高いものとは言いませんけど、洗濯機は欲しいですと答える芳子。

だったら買えばいいと言う建造。

えっ、いいんですか?と建造を見る芳子。

しかたないと答える建造。

ありがとうございます!と喜ぶ芳子。

おめでとうございますと声がかかります。


仕事の方はどうだね?と、加藤に尋ねる建造。

会社が道路の建設に乗り出す事になりまして、今はその営業をしていますと答える加藤。

大したもんだと言う建造。

これからは車社会でしょう、うちも自動車の部品の仕事が多くなってるんですと言う信郎。


竹夫はどうなんだ?と尋ねる建造。

特に問題も無くやっています、今度、家具の輸出にも手を広げようと思っていますと答える竹夫。

感心する一同。

すごいじゃないと言う正枝。


すごいと言っても他人が作ったものだろう、その点、加藤君と信郎君は大したもんだと言う建造。

人が作ったものを右から左に流す仕事よりも立派だというのです。

これ、わざと竹夫にけんか売ってるん?

気まずくなる一同。

竹夫の仕事も立派ですよ、竹夫みたいな人がいないと誰かが作ったものがみんなの手に渡る事はないんですからとフォローする芳子。

職業に貴賤はないが、価値高い低いはあると言う建造。


流通や販売が製造よりも価値が低いという事をもっと論理的に説明してもらえますかと言う竹夫。


それには答えず、金儲けにばかり必死になってると、いつかしっぺ返しを食うと言う建造。

金儲けばかりだなんて!と怒る竹夫。

険悪になる2人。


空気を変えようと、突然大きな声で、松子に最新式洗濯機の事を尋ねる梅子。

わざとらしい。笑

身振り手振りでそれに答える松子。

洗濯機の話題を始める建造と竹夫以外の人々。


道。

帰る竹夫。

後について行く静子。

呼び止める梅子。

どうした?と振り返る竹夫。

竹夫と静子をみかみに連れていく梅子。


康子の店。

竹夫のグラスにビールを注ぐ梅子。

静子にもビールを注ぎます。

どうしてあんなにムキになるの?と尋ねる梅子。

お父さんが理不尽な事を言うからだと答える竹夫。

お父さんは竹夫兄さんにもっと頑張れってはっぱかけてるんじゃないの?と尋ねる梅子。

だったら、もう少し認めるような事を言ってもいいじゃないか、結局、俺が医者になるのをやめた事を許してないんだと答える竹夫。

だったらどうなの?と聞く静子。

え?と静子を見る竹夫。

親父なんかどうでもいい、自分は自分の道を行く、そう思えばいいでしょ?と言う静子。


そう思ってるさと答える竹夫。

思ってない、うじうじしてと言う静子。

何だと?と静子を見る竹夫。

そう思うのは自分に自信が無いせいでしょと言う静子。

俺の事をそんなふうに思ってたのかと聞く竹夫。

そういう事じゃなくてと言う静子。

幸吉が入ってきます。


竹夫と静子を見て、お似合いだね、2人はいつ結婚すんだい?と尋ねる幸吉。

結婚なんてしませんと答える竹夫。

竹夫を見る梅子。


帰るぞと立ち上がる竹夫。

私まだここにいると、座ったままの静子。

出て行く竹夫。

静子を見つめる梅子。


下村家。

梅子が帰ってきます。

結婚の事、何も聞けなかったわねと言う芳子。

うん・・・と答える梅子。

静子さんの事をこのまま放っておく訳にはいかないと言う芳子。


2階。

クッキーを食べながら、本を読んでいる信郎。

梅子が入ってきます。

結婚の事聞こうと思って康子さんの店に入ったけど、2人がけんかみたいになったと報告する梅子。

2人の事は本人達に任せるしかないんじゃないか?と言う信郎。

信郎が食べていたものが、患者さんからもらったクッキーだと気づく梅子。

信郎が全部食べてしまって残っていません。

まだ食べてなかったのにと文句言う梅子。

ごめんと謝る信郎。

もういいとため息つき、出ていこうとする梅子。

俺が竹夫さんと話ししてみようか?男同士で本音を聞いてみると言う信郎。

ありがとうと感謝する梅子。


お腹を押さえ、顔をしかめる梅子。

どうした?と尋ねる信郎。

何か胃の辺りが・・・と答える梅子。

食い過ぎだろうと言う信郎。


安岡医院。

梅子が胃をさすっています。

食べ過ぎですか?と尋ねる八重子。

多分と答える梅子。

医者が自分の体調を管理できないようでは患者さんに示しがつきませんからと注意する八重子。


康子の店。

信郎に誘われて竹夫が来ます。

加藤も来ます。

顔を見合わせる信郎と加藤。


乾杯する信郎、竹夫、加藤。

何だか怪しいなと信郎と加藤を見る竹夫。

そんな事ないですと答える信郎と加藤。


ところでお兄さん、どうですか?結婚生活はと、加藤に尋ねる信郎。

しらじらしい。笑

なかなかいいもんだよと答える加藤。

やっぱり結婚ていいもんですよねと言う信郎。

そういう事ですか?と2人の企みに気づく竹夫。

多分、梅子辺りが仕組んだんでしょうと、そこまで分かっています。

まあ、いいです、ご意見を拝聴しましょうと笑う竹夫。

[何だか雲行きが怪しくなってきました。]


先週は建造と芳子、今週は竹夫と静子の仲ですか。

梅子は安岡家の嫁なのに安岡家の家事は一切しないし、下村家の家事も芳子が家出した時だけ。まあ、お医者さんなんでする時間がないって事かもしれませんが、それにしては周りの人間に世話焼きっぱなしだし。確定申告は無事出来たんでしょうかね?付けは回収できてるんですかね?

そんな事いつまでも気にしてちゃ駄目なんですかね?


ペタしてね


かなり腹を立てている表情です。