「梅ちゃん先生」第123回 | たっちん日記

「梅ちゃん先生」第123回

下村家。

置き手紙を残し、芳子が家を出てしまいました。


加藤家。

電話に出る松子。

梅子からです。

えっ、お母さんが?と驚く松子。

松子を見る加藤。

ううん、来てないわと答える松子。


下村家。

松子と電話で話す梅子。

横で聞いている信郎と正枝。

芳子が行きそうな所は松子の所か竹夫の所くらいしかありません。

さっき会社に電話したら誰もいなかった、また後でかけてみると伝える梅子。

お母さん、一体どうしたの?と尋ねる松子。

それが分からないのと答える梅子。

とにかく、連絡あるのを待ちましょうと言う松子。


病院に出かける建造。

松子姉さんの所に行ってないって、どうしよう、警察に連絡する?と尋ねる梅子。

大の大人が自分の意志で出ていったんだ、騒ぐ事はないと答える建造。

心配じゃないの?と尋ねる梅子。

「心配するな」と書いてあったと答え、出て行く建造。


安岡家。

これだよ、これ、親父に女ができたんだよと小指を立てる幸吉。

芳子が建造の浮気に気づき、家族の知らないところでけんかになって家出したと想像しているのです。

うちの父は浮気なんかしないと思うけどと言う梅子。

ああいう男がするんだよ、むっつり助兵衛なんだからと言う幸吉。

確かに、下村先生はこの人と違って、意外とモテんのかもしれない

ねと言う和子。


何だと!俺だって飲み屋に行きゃモテんだ、バカ野郎と怒る幸吉。

そりゃ、客には愛想よくするさと言う和子。

バカ野郎!お前、家出なんかしたらな、すぐ後釜もらうぞと立ち上がる幸吉。

幸吉と和子のけんかになってしまいます。

じゃあ、いいよ!お望みどおり出て行くよ!と押し入れを開ける和子。

出てけ出てけ!この家には不要なんだ、バカ野郎と言う幸吉。

幸吉を諌める信郎。


押し入れに向い、カバンに荷物を詰める和子。

分かったよ、分かった、変な冗談言ってすいませんでしたと頭を下げる幸吉。

振り向き、バ~カとカバンを広げて笑う和子。

中は空っぽ、荷物を詰めるふりをしていたのです。


康子の店。

表で片付けする康子。

梅ちゃんの親父さんが浮気したぞ、それで芳子さんが家出したらしいと伝える和也。

私思ってたのよ、ああいうクソ真面目な男ほど浮気性だったりすんのよと言う康子。

気配に気づき、振り向く2人。

建造が立っています。


店の中。

他の客に、建造の噂話をする木下。

外の建造に気づき、固まります。

幸吉→木下→康子・和也→こうやって街中に噂話が広がるんですね。やな街だ。


下村家。

浮気などした覚えはない!と立腹している建造。

お母さんの出て行った理由って何なのかなと聞く梅子。

知らん!ほっとけ!と言う建造。

あいつこそ俳句の会とか言って、男と逢引するつもりだったのかもしれないと疑っています。

そんな訳ないじゃないと言う梅子。


お父さんのせいかもと言う梅子。

え?と聞く建造。

いつもそうやって突き放すような態度だから嫌になって出て行ったんじゃないの?と言う梅子。

知らん!と怒る建造。


加藤家。

松子が結婚式で撮った家族写真を見ています。

加藤が帰宅します。

ドアの外に向かって、どうぞと呼びかける加藤。

芳子です。

よかった!心配してたのよと安心する松子。

ごめんなさいねと謝る芳子。


孝介に駆け寄り、抱き上げる芳子。

どうしてなの?と尋ねる松子。

それには答えず、孝介をあやす芳子。


下村家。

芳子が来たと松子から電話を受ける梅子。

あ~よかったと安心します。

1日中、銀座をブラブラして、映画を見て、そのあと、うちに来たらしいんだけど・・・と話し、芳子に代わる松子。


ごめんなさいねと謝る芳子。

もう、心配したのよと言う梅子。

うちの方は大丈夫かしら?と尋ねる芳子。

私とおばあ様でなんとかと答える梅子。

そう・・・と寂しそうな芳子。

どうしてなの?と尋ねる梅子。

どうしてなのかしらね・・・と答える芳子。

廊下で電話を聞いている建造。


何があったの?と尋ねる梅子。

ずっとうちの中にいたから、ちょっと外の空気が吸いたくなったのかしらと答える芳子。

建造が部屋に来ます。


お母さん、松子姉さんの所に来たって!と伝える梅子。

そうかとだけ答える建造。

電話代わる?と聞く梅子。

いや、いいと答える建造。


お母さん、ごめんね、ちょっと・・・と言う梅子。

いいわ梅子、お父さん、怒ってるんでしょうねと言う芳子。

うんとうなずく梅子。

せっかくだから松子を手伝おうかしら、うちの事お願いできる?と聞く芳子。

うん、分かったと答える梅子。

寂しそうに電話を終える芳子。


下村家。

[ところが、その翌日の事。]

正枝が信郎達に支えられて帰ってきます。

どうしたの?と驚く梅子。

腰が痛いと訴える正枝。


居間。

布団に横になっている正枝。

正枝の体を見る梅子。

痛がる正枝。

ぎっくり腰だと診断する梅子。

友達とボウリングに行って腰をやってしまったようです。

当分は家事などできない状態です。

私一人でなんとかすると言う梅子。


安岡医院。

患者を見送る梅子。

「診察終了」の札を下げ、中に戻ります。


村田さんが来ないと言う八重子。

あ~、私も早くお話の続きが聞きたいと言う梅子。

もう、そういう事じゃなくて、早く税理士の息子さんを紹介していただかないと確定申告が間に合わなくなりますよと心配する八重子。

大丈夫ですよと楽観的な梅子。

家事にかかるため出ていきます。


引出しから近代ロシアの歴史の本を取り出し、読む八重子。

あっ!と声を上げます。


下村家。表。

買い物帰りの梅子が駆け足で帰ってきます。


下村家。

台所で夕飯を作る梅子。

建造と信郎が帰宅します。

風呂を沸かしていない事に気づく梅子。

お茶が欲しいと言う建造、信郎。

てんてこ舞いの梅子。

[まさに孤軍奮闘の梅子です。]


はあ・・・ため息出ます。

夫が入院しても、ろくに世話をしない嫁に見舞いに行かない家族。

逆に嫁が家出しても、放っておけと言うだけの夫。

今までピンピンして遊びまわっていたのに、家がピンチになった途端にぎっくり腰で寝込むばあさん。いい家族で微笑ましいです。


ペタしてね


八重子は村田が嘘をついていると気づいたのかな?一方、梅ちゃんはそれどころじゃない・・・。