「梅ちゃん先生」第122回 | たっちん日記

「梅ちゃん先生」第122回

安岡医院。

息子が税理士をやっていると言う村田アサという患者が現れます。

私が初めて好きになった男性がお医者様で、その人は捕虜になったロシアの軍医だったと語り始める村田。

興味深そうに話を聞いている梅子と八重子。

知り合って恋に落ちたが、彼が本国に送還されてすぐに別れが来たと言う村田。

それじゃ、それっきり・・・と聞く梅子。

首を横に振り、どうしても彼に会いたくなってロシアまで行ったと言う村田。

ロシアまで!と驚く梅子。

モスクワまでシベリア鉄道に揺られて1週間・・・と話す村田。

で、会えたんですか?と尋ねる梅子。


戸が開き、次の患者が来ます。

この続きはまた機会があればと話をやめ、受付に行く村田。

薬を出す八重子。

あら?持ち合わせが無いと言う村田。

次で結構ですからと言う梅子。

申し訳ありませんと言い、立ち去る村田。


また・・・と、梅子の体をつつく八重子。

また来てくれたら、お話の続きが聞けるかもしれないじゃないですかと言う梅子。

ああ・・・と納得する八重子。

そんなに興味ある話か??どうも胡散臭いおばさんだ事。


フロンティア貿易。

社員におはぎを配る芳子。

銀行に行く竹夫。

静子に、おふくろの相手頼むなと頼みます。

寂しそうに竹夫を見送る芳子。


芳子にお茶を出す静子。

静子さんはお仕事の手伝いばかりでいいんですか?と尋ねる芳子。

私、一緒に働いててよかったと思います、もし別々だったら仕事に嫉妬していたかもしれませんと答える静子。

そう、ならいいのと笑う芳子。


下村家。

芳子が帰宅します。

正枝はどこかに出かけていて不在です。

往診に出かける梅子。

おばあ様は?と尋ねる芳子。

お友達とお出かけと答える梅子。

じゃあ、夕飯急ぐ事なかったのねと言う芳子。

竹夫兄さんどうだった?と尋ねる梅子。

何だか忙しそうだったわと答える芳子。

そういえば、最近、お父さんも遅くなる事が多いわねと言う梅子。

詳しい事は言わないけど、何だか難しい患者さんがいるみたいでと言う芳子。

大学は大学で大変ねと言う梅子。

大変じゃないのはお母さんだけねと寂しそうな表情の芳子。

往診に出て行く梅子。

椅子に座り、誰もいない部屋をぼんやり見る芳子。


加藤家。

台所で料理をする松子。

昌子が加藤のシャツを1枚1枚見ています。

ちょっと!と加藤に合図する松子。

昌子を見る加藤。

何してんの?と尋ねます。

ボタン取れてないかどうか調べていたと答える昌子。

そんなの無いよ、松子がちゃんとやってるよと言う加藤。


あら!これ使ってないの?と、自分が買ってきた洗剤を手に取る昌子。

まだ、こっちが残ってますし、こっちがいいかなと磨き粉を手に取る松子。

さらに魚のさばき方にも駄目出しする昌子。


安岡医院。

村田が来ています。

痛みが引かないのはおかしいですねと言う梅子。

はあ、でもまだ・・・と答え、ところで昨日お話した息子を紹介するという事ですけれども、今、長崎に行っておりまして、戻るまでお待ち頂けますか?と聞く村田。

そうなんですか、いつごろお戻りになるんですか?と聞き返す梅子。

数日先と言っておりましたがと答える村田。

分かりました、よろしくお伝え下さいとお願いする梅子。

立ち去ろうとする村田。

あの、それで・・・と村田を呼び止める梅子。

はい?と聞く村田。

昨日の話の続きを催促する梅子。

じゃあ、次の患者さんがいらっしゃるまでと言う村田。

うれしそうな八重子。


それで、その軍医さんとは会えたんですか?と尋ねる梅子。

はいとうなずく村田。

ああ、よかったと微笑む梅子。

彼は私を温かく迎えてくれました、でも、幸せは長く続きませんでしたと話す村田。

え?と聞く梅子。

そのころ、帝政ロシアは終焉を迎えていて、彼は革命の闘士だったのです、逮捕されてついにはシベリアに送られてしまったんですと話す村田。

ええ!と驚く梅子。


必死に彼を捜したが見つからなかった、でも、その時になって私のおなかに彼の子どもがいる事に気がついたと話す村田。

じゃあ、今度紹介して頂ける息子さんてと聞く梅子。

青い目をしていますと言う村田。

そうなんですかと感心する梅子。

息子の姿を想像する?八重子。

今日は昨日の分と合わせて診察代もらえたのかな?


下村家。居間。

お食事は?と聞く芳子。

病院で済ませたと答える建造。


最近、病院の方、大変そうですね、その難しい患者さん、いかがなんですか?と尋ねる芳子。

お前に何の関係がある?と聞く建造。

いえ・・・、私はお父さんの体が心配でと答える芳子。

私は医者だ、お前に心配してもらう必要は無いと言う建造。


あ、それから・・・と、チラシを取り出し、町内会で俳句の会をやるそうなんで、参加してみようかと思ってと言う芳子。

何でまたと聞く建造。

楽しそうじゃないですか、私にもできそうな気がしてと答える芳子。

できるもんか、あの短い中で何かを表現するのは並大抵じゃないぞ!と言う建造。

別に、それで賞を取ろうとか、そういう事じゃないんですけどと言う芳子。

じゃ、何のために、遊び半分でやるなんて真剣にやってる人に失礼だ!余計な事はしないで、お前はうちの事だけやってればいいんだと言う建造。

はあ・・・そうですかと悲しそうな芳子。


台所に行く芳子。

目に涙をため、チラシを見つめます。

チラシに書かれた「初心者歓迎」「ご夫婦で参加しませんか」の文字。


翌朝。

梅子が降りてきます。

芳子を呼ぶ梅子。

返事がありません。

正枝が起きてきます。

こんな朝早くから、どこ行ったのかな?と言う梅子。

テーブルの上に置き手紙。

あ!と声を上げ、置き手紙を梅子に見せる正枝。

えっ?と驚く梅子。

「しばらく家をあけます。心配しないでください。芳子」の文字。


何か、芳子を家出させるために、無理やり酷い事を建造に言わせたって感じですね。無愛想でつまらん男だけど、あそこまで酷くは言わんでしょうよ。

あの村田は詐欺師??話している内容が妄想に聞こえます。で、週末に梅ちゃんのおかげで改心って流れじゃありませんよ~に。

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