「梅ちゃん先生」第111回 | たっちん日記

「梅ちゃん先生」第111回

朝。安岡家。

布団に寝ている信郎。

朝御飯を作る音が聞こえてきます。

目を覚まし、台所を覗く信郎。

梅子が料理を作っています。

信郎の気付き、おはよう!と挨拶する梅子。

おはよう!と返す信郎。


台所。

梅ちゃんが朝御飯作ってくれるなんてね・・・と笑顔の和子。

一応、嫁ですからと言う梅子。

笑う2人。


居間。

食卓に梅子が作った料理が並びます。

楽しみだなと味噌汁を飲む幸吉。

なかなかいけるぞと高評価です。

いい味ね、うまい!と和子、信郎も高評価です。

朝御飯は私が作ります、お昼はお母さんにお願いしてもいいですか?夜は2人で分担して・・・と提案する梅子。

そうしようかと微笑む和子。

「お母さん」か・・・、いいねえ、俺も呼んでくれよと頼む幸吉。

幸吉をお父さんと呼ぶ梅子。

はいよ~と手を上げる幸吉。

笑う一同。

「お母さん」って呼んでくれて、朝御飯まで作ってくれるなんて、ありがたいねとうれし泣きする和子。


下村医院。

患者を診察する梅子。

[新たな生活のスタートを切った梅子は、より充実すた日々を送っていました。]


表。

信郎が下村医院の看板に書かれた院長の苗字を下村から安岡に張り替えています。

幸吉が来ます。

この「下村医院」ってのはどうすんだ?と医院名を指差す幸吉。

さあと答える信郎。

院長が「安岡」で医院が「下村」じゃおかしいと言う幸吉。


患者を見送るため、梅子が出てきます。

張り替えた苗字を見せる信郎。

あ~っ、ありがとう!と微笑む梅子。


夜。下村家。

安岡家から嫁入り道具を運び込む信郎達。

梅子の部屋に家具が置かれます。


居間。

信郎達が降りてきます。

お茶でも飲んで下さいと勧める芳子。

ありがとうございました、お父さんと言う梅子。

うん?と梅子を見る建造。

てめえじゃねえよ、俺だよと教える幸吉。


下村医院って名前だけどよ、梅ちゃんは安岡梅子になったんだろ、医院の名前も安岡医院なんじゃないのか?と尋ねる幸吉。

あの医院は俺の土地に建ってるんだ、だから下村医院だ、安岡医院にしたければ土地を買い上げろと答える建造。

分かったよ、じゃ、工場でかくして金儲けてよ、全部買い取ってやるよ、見てろ!と言い返す幸吉。

いつの事かかなと笑う建造。


安岡家。2階。

枕にカバーをつけている梅子。

おっ、敷いてくれたのかと言う信郎。

当然でしょと言う梅子。

部屋の2組の布団が並んで敷かれています。

こら、信郎、掛け布団の上を歩くな。

やっぱ梅子の親父さんといると緊張するなと言う信郎。

前からそうだった?と尋ねる梅子。

まあな、けど梅子と結婚して余計そうなったと答える信郎。

ごめんね、余計な苦労かけてと謝る梅子。


やっと2人になれたなと言う信郎。

改めて・・・よろしくお願いしますと言う梅子。

こら、梅子、掛け布団の上に座るな。

あ~いや・・・、こちらこそよろしくと言う信郎。

正座で向き合い、頭を下げ合います。

頭と頭がゴッツンし、痛っ!と悲鳴を上げる2人。

あまりにもベタな・・・。

笑う2人。


フロンティア貿易。

梅子の結婚式の写真を社員達に見せる竹夫。

お父様は2人の事を認めてくれたんですか?と竹夫と静子を見る社員。

ええ、なんとか・・・と微笑む静子。

まあ、あれは梅子の結婚式の御祝儀みたいなもんで・・・と言う竹夫。

もう少し、素直になったら?と言う静子。

とにかく、今は仕事だ、この会社を大きくしないと結婚なんてできないと言う竹夫。


深夜。

安岡家。2階。

廊下に和子が来ます。

梅子を呼ぶ和子。

目を覚まし、起き上がる梅子。

芳子さんが来て、急患らしいよと伝える和子。


玄関。

梅子が着替えて降りてきます。

安西さんの奥さんが具合悪いらしいのと伝える芳子。

下村医院に向かう梅子。


朝。台所。

和子が起きてくると、梅子が朝御飯を作っています。

昨夜どうだったの?と尋ねる和子。

安西さん、熱下がりましたと答える梅子。

そりゃ、よかった・・・と安心し、梅ちゃんは大丈夫なの?と尋ねる和子。

はい、ありがとうございますと答える梅子。

朝御飯を作る梅子を心配そうに見ている和子。


下村医院。

机に向かっている梅子。

つい、うたた寝をしてしまいます。

先生!と声をかけて起こす八重子。


下村家。居間。

梅子がちゃんとやっているか心配な芳子。

心配ばかりしてないで、これからはもっと自分の人生を楽しまなきゃと言う正枝。


安岡家。

梅子が夕飯を作っています。

今日、うちに姉が来てるんですと言う梅子。

じゃあ、夕飯、あっちで食べなさいよと勧める和子。

はい・・・すみませんと感謝する梅子。

甘いしゅうとめさんだこと。


下村家。

片付けものをしに2階に行く芳子。

今日ね、私、お母さんに呼ばれて来たのよと打ち明ける松子。

どうして?と尋ねる梅子。

梅子がいなくなって、お母さん、何だか寂しいのよと答える松子。

私ならいつも隣にいるのに・・・と言う梅子。

隣にいても自分から切り離されるような寂しさってあるんじゃないかな、なるべく用事作ってお母さんに甘えてあげなさいと言う松子。

そうもいかないわ、私、お嫁に行ったんだからと言う梅子。

梅子って妙なところで真面目よねと笑う松子。


梅子の返事がなく、振り返る松子。

倒れている梅子。

梅子!どうしたの?と駆け寄る松子。

芳子を呼びに急ぎます。

何だい?あのサイレンみたいな効果音は・・・。

寝てるだけのように見えるけど。


信郎が駆けつけます。

しっ!と口に指を当てる芳子と正枝。

梅子は寝てるだけです。

何だ・・・と安心する信郎。

自分の早とちりを謝る松子。

梅子の寝顔を微笑み見ている信郎。


はあ・・・。

姉が帰ってきたというだけで実家戻っていたら、そのうち、幸吉が怒り出すんじゃない?

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