昨晩BSでやってるのを見てた。
再建を任された稲盛さんがインタビューを受けてた。
再建の秘策は?
→「JALを再建するにはただ一つ幹部社員の考え方を変えてもらう」
さらに、
「倒産したということは倒産するに値する考え方をしてきたということ」
その後、JALはお客さんの声を聞くことから初めたという。
新たに作られたお客さんの声(ほとんどが苦情、文句)を受ける部署。まだ若い上智大学卒の女性がインタビューを受けてた。お客さんの厳しい声を毎日受けているのを見ると心が痛む。
彼女がその声を整備士さんたちに聞いてもらうのに集まりを開いたのも紹介された。
そして、パイロットさんなどの管理職の人が稲盛さんの経営の講義を聞き、参加者同士がグループに分かれ討論する研修の場面も流れた。パイロットや整備などの部門も経営の講義を受けるのはJAL始まって以来だとか。
社内には稲盛さんの言葉「新しい計画の成就は、只不屈不撓の一心にあり。さらばひたむきに只想え気高く強く一筋に。」が掲げられている。
実はこの言葉は僕が入社して何年目かのある年の会社(つまり稲盛さん)のスローガン。
当時は、なんでこんな言葉がスローガンんなんやろ?って違和感があった。
普通は、目指せすものが示されて、頑張ってそれに向かおう、みたいのがスローガンなのに、
「不屈不撓の一心にあり」とか
「さらばひたむきに只想え気高く強く一筋に」とか、
精神論の押し付けみたいに感じた。
特に、「さらばひたむきに只想え気高く強く一筋に」など、えらいカッコつけた言い方やな、とさえ思った。
この後、講義を受けたパイロットを束ねる部長さん自身が変わってきたところが紹介された。
部長さん自身がマニュアルにはまらない機内アナウンスをし始め、他のパイロット達もそれぞれにそれぞれの気持ちを込めたアナウンスをしているのが紹介された。
そして、苦情や文句ばかりのお客さんの声に、そのアナウンスに触れて気持ちを動かされたお客さんからの激励の声が少し混じってきたということで、それを彼女がパイロットの部長さんに知らせに行った。
彼女の目からは涙。もちろん嬉し涙。
僕の目からも。もらい泣き。
「新しい計画の成就は、只不屈不撓の一心にあり。さらばひたむきに只想え気高く強く一筋に。」
凄まじい言葉。
特に「ひたむきに只想え気高く強く一筋に。」
「想う」ことが全てなのだ。
「ひたむきに」
「気高く」
「強く」
「一筋に」
昔稲盛さんが松下幸之助さんの話しを聞きに行き、参加者から、どうしたら儲けることができるのか?との質問が出て、松下さんは、想わなあきまへんな、と答え、質問者や参加者から失笑が出た中、そうや想わなあかんのや、と合点がいったとの話しがある。
「想い」こそが全てなのだ。
そしてこの中で特に欠かせないのが「気高く」だ。
この言葉が入っているからこそこの言葉は一層凄いのだ
稲盛さんの考え方は、人として何が正しいかを常に考え、それを判断基準にせよ、だ。
それを表しているのが、この「気高く」だ。
「いやしく」はダメなのだ。
ひたむきに、強く、一筋に、そして、気高く、頑張れJAL!


