4月18日


数年前にとあるブログで見た一文

伊能嘉矩「遠野くさぐさ」には「背後の九重山中に懸泉ありて九重滝といひ、ここに不動の安置ありしは、以て寺址を探るの指針と為すべし。宝暦九年(1759年)十一月に成りし、『八戸弥六郎知行社堂書上帳』に、滝不動とあるは是れなるべし。」と記されている。

九重滝とは聞いたことのない名前 ┐⁠(⁠ ⁠∵⁠ ⁠)⁠┌

そのブログ含め九重滝へ行ってきたという記録はどこにも無く、どんな滝なのか分かりません。





遠野市の遠野第二ダム近くにある九重澤不動尊
『九重』と書いて『くじゅう』と読みます。

不動堂の裏手頭上には釜石自動車道が通っていますがその橋梁(新九重沢橋)の真下に

滝…ではなく砂防堰堤からの落水です。
分からない人が見れば自然の滝と勘違いしそうな堰堤の造り

砂防堰堤の脇から沢の奥へ。左岸に古い道があります。


少し歩くと右手に小滝
水量かなり少なめ


小滝のすぐそばの本流の流れ

こんな何も無い山中に怪しげなスコップ…? 
( ゚д゚)ハッ!  (←ドラマの見過ぎ)



バイケイソウ


しばらく道は左岸にありますが途中で右岸へ渡ります。
目印?に 木に缶が付けられています。
粉ミルクの缶

更に進むと右手に不動堂の奥宮が現れます。
まるで朽ち果てる寸前のような…
この中には 六角牛山 水神 不動 塔 と刻まれた石碑がありました。

この脇の下手に
滝のような流れはあるけど…
これが九重滝??そうは思えませんが。

実は以前にも来たことがあって、その時はこの辺で引き返したのですが改めて来てみると、やっぱりここに奥宮があるというのは何か違う気がするのです。
こんな滝とも見えぬ様な流れにお不動様が安置されたとはとても思えません。




そして周囲をよく観察すると目印の缶がまだ沢の奥へ続いているもよう。
缶を辿ってどんどん奥へ進みます。


ん?あれは?

九重滝 (くじゅうたき)
きっとこれじゃないですか?

これっぽいですよね

滝横に鎮座する意味有りげな謎の石

人工的に立てられた石碑や像の様にも見えますが近くで観察しても特に何も無いような??
自然にできたものなのか??
不思議な石です

滝の上部には真の奥宮であろう建物

倒壊して屋根だけ残っています。
やはりこの滝が九重滝で間違いないでしょう。
かつてここにお不動様が安置されて、時代と共に管理・参拝しやすいよう下流へ移され、
奥宮の管理が行き届かなくなり(もしくはお不動様が移されたことで役目を終えて?)いつしか訪れる人もいなくなった…みたいな感じでしょうか?

新たな滝の発見…いや、忘れられた滝の発掘?
軽く興奮して撮影していたら、ちょうど履いてきた長靴に穴があいて少し染みてきました(笑) 穴が広がって完全に浸水する前に気付いて良かった(^_^;)