うるさいよ | 髭兄のほんのり怖い話

うるさいよ

さて、今夜も飽きるまで追加しますよ(*´艸`)
先日は一気に4話も書いてしまいましたが、ネタはまだまだありますw



これは俺が小学3年生の頃のお話。当時S町(湖が有名)という所に従兄弟が住んでいた。毎年夏休みを利用して家族で泊まりに行くのは、この頃の俺にとって一大イベントで。この年も勿論遊びに行ってた。

S町には従兄弟家の行きつけの焼き肉屋さんがあって。なんつうかな、牛角とかみたいな大手じゃなくてさ。個人でやってる小さい店なんだけど。

その日は俺家と従兄弟家に、従兄弟の友達家が2組加わり結構な人数になった。ガキ共だけで7人は居たな。まぁ小さな町だし、皆が顔見知りみたいな感じ。俺らガキ共もすぐに打ち解けたよ。

最初は家族と一緒に肉食ってたんだ。野菜も食えとか言われながらなw
でもやっぱりそこはガキ。いつまでもおとなしくなんかしてらんない。特に俺なんかは悪ガキだったからね。ある程度食うと、他のガキにちょっかい出して騒ぎ出したんだな。


「あんた達、遊ぶなら2階に行きなさい!」


あまりに騒ぎ出したからか、焼き肉屋の奥さんからありがたいお言葉を頂けた。
2階は団体客向けのお座敷になっていて、当然団体なんて居ないから俺らの貸し切り状態だった。

お座敷と言えば?そう、座布団。俺らは座布団を使っての人間だるま落としwとか、いかにもガキ臭い遊びに夢中になっていた。それなりに楽しかったよw

しばらく馬鹿騒ぎしてるとさ、不意に窓が開いてね。

「うるさいよ」

って怒られちゃったんだよねww流石に騒ぎ過ぎだったし、ちょっと疲れた。んで大人しい遊びに切り替えるかって話したんだ。そんな流れから皆でUNOをする事に。

ところがこれが盛り上がらない。この時女の子が2人居たんだけど、なんか2人でヒソヒソ話してるんだよね。

「何だよお前ら~」

「な、何でもないよ」

みたいな、いかにも小学生な会話w

そしたらさ、その女の子が突然。

「…あ」

とか言って。なんだ?って思って見てたら、またヒソヒソ。

もうね、UNOに集中しろよって言おうとしたらさ。



「きゃぁぁぁ!!」
「やだ、やだやだ!!」



とか急に騒ぎ出して。1階に走って行っちゃったんだよね。


残された俺らは全員(゚д゚)ポカーン


さて、何が起きたか解りましたかな?勘の良い方なら読みながら気付いてますよね(*´艸`)





女の子2人は、怒られた後ずっと何か引っ掛かる様な顔をしてたんだ。きっと、それでヒソヒソ話してたんだろうね。

で、片方が気付いたと。教えられた方も気付いてしまい2人でパニック。

当時はガキだったし、そんなに気にならなかったけど。今思い返すと結構怖い…。



まだ解らない方はコメ下さいw