アカデミーヒルズで宇宙開発の話を聞いてきました。
講演者は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のえらい人 的川先生の話。
聴衆は何百人いただろうか。関心の高さが伺えた。
わかりやすく、ユーモラスで、ちょっと感動的な話だった。
宇宙開発全般的な話とメインは小惑星探査機はやぶさのストーリー。
【小惑星探査プロジェクト】
目標のイトカワという小惑星は、500メートルほどで、ほんとに小さい。
東京から鹿児島のホコリを探し当てるようなものというからすごい。
メインミッションは、岩石を採取して地球にもちかえること。
世界初のプロジェクトだったらしい。
【ネーミング】
ネーミングの選考会議があって話をするらしい。
衛星の打ち上げられた2003年はアトム誕生の年なので、
はやぶさではなくアトムにしようと盛り上がったらしいが、
原子爆弾を連想しないか言う人がでて、結局はやぶさになったとのこと。
はやぶさは空から獲物の狙いをさだめていっきにしとめる。
非常に小さなイトカワの岩石を採取するのが大きなミッションだったので
はやぶさって名前もぴったりですよね。
【はやぶさの開発】
70名ほどのチームで行ったとのこと。平均年齢35歳。
30歳ほどの若いエンジニアが日々ディスカッションを繰り返し設計していった。
例えば、岩石の採取の仕方。UFOキャッチャー方式、掃除機方式、弾丸方式など、いろいろでて結局弾丸になったとのこと。
強気な女、弱気な男のやりとりの話が面白かった。
男「掃除機がいいんじゃない」
女「ばかじゃないの、掃除機は、外が大気圧で内部を低圧して吸い込むのに、真空の宇宙でできるはずないじゃない」
男「そうだねー」
と、こんなところでも女の方が強い(笑)
当たり前といえば当たり前だが、宇宙開発って誰もやったことがないことばかり。
特にエンジニアの独創性が必要とされる分野なんだなあと思った。
【小型の人工衛星】
小さいものだと数十kg、コストも1000万以下でできるとのことで、実際に大学の研究室でのプロジェクトで作製されているとのこと。今後はこういった小型衛星も、大きな衛星をあげるついでに載せていきたいとのこと。宇宙開発がぐっと身近なものなる日も近いかも。
【未来の話】
最近では宇宙旅行が話題になったりするが、まだまだ金額を聞くとほど遠い。
けど現実的な話として、このまま順調にいけば30~40年後には今みんなが飛行機に乗るような感覚で身近に宇宙へいけるようになるらしい。
日本からアメリカまで2~3時間ほどで結ぶ旅客機が商用化される。
乗客は、飛行機に乗り、大気圏を脱出する。シートベルをはずすサインが出ると、そこはもう宇宙だから、一時間ほどみんあ遊泳を楽しんで。また大気圏に突入する際にまた元の席に戻ると。
老後の楽しみが増えた(ちょっと気が早いか)。
ほんの一部だけれども、こんなような内容で面白かった。