俳優の中村優一が初プロデュース・初監督に挑み、「僕らはみーんな生きている」の金子智明監督、「BIRTHDAY」「2FATE」のヨリコジュン監督と競作したオムニバス映画。「狂想」をテーマに、横浜を舞台に愛と不条理と狂気に満ちた3編のサスペンススリラーが展開される。

(映画comより)


オムニバスはそんなに好きじゃないのですが、別々のストーリーが最後には一つに繋がって、壮大な物語り(イヤ別に壮大じゃなくても)になっていたりしたら、それが上手く仕上がっていたら、それはもう考えただけでワクワクしてしまう!!

つまり、そう言う期待を抱いて鑑賞したのです。


妻に捨てられた男と彼の家の前に包丁を持って横たわっていた女の奇妙な共同生活を描く金子監督作「贋作」、火事で家族を亡くした富豪が家族そっくりな人間を拉致して“仮族”として暮らし始める姿を全編ワンカットで描いたヨリコ監督作「横濱の仮族」、自殺したとされる特殊造形アーティストの他殺を疑う映画プロデューサーが彼の所属していた工房の経営者のもとを訪ねる姿を描いた中村監督作「死仮面」で構成。

(映画comより)


残念ながらワタシの期待通りにはいきませんでした。三つのストーリーは分かりやすくはありましたし、確かに不条理と狂気の世界でしたが、なんでしょう…突き抜けてない、と言うか…。

まぁ、YOKOHAMAと言うタイトルなのだから、それで良いのかも知れませんが、スケールが小さい。それならその分きめ細かければ良いのですが、そうも感じられず…。

プロフェッショナル達が同好会で作ってみました、的な印象を受けてしまいました。


昔TVで見た「どうです?アメリカなんて、こんな酷い事が普通なんだから」なんて自慢げに語っていた、芸能人(コメンテーター?)を不意に思い出しましたよ。


でも「つまらなかった」とは違います。 

同好会的なので楽しそうだったし。

相性が悪かった…かな?