時は2013年11月。
ちょうど2回目の体外受精に向けて
体力温存のお休み期間。
急な通院もない、
通院がないから仕事を急に休まなければいけない事態もない、
時間を常に気にしてハラハラすることもない。
ただ、初めての採卵をしたのが9月。
すでに2ヶ月近く経つというのに生理が整わない。
不安だ。
まさか、採卵後までもこんな不安に付きまとわれるとは考えてもみなかった…。
生理が来るであろう時期に出血がなかったり、
出血してもごく少量だったり。
不正出血で済まされる程度。
機能性出血の診断を受けていたアタシには最早どれが生理で何が不正出血なのか区別がつかない。
…まぁ、1月まで時間あるし。
それまでに整うかもしれないし…
…ただ。
不安は尽きない。
そう、ちゃんとした生理がこないと言うことは
OHSSが全快していないのだ。
お腹の張りはピークは過ぎたものの、完全に解消していない。
そして、初めてのホルモン剤で体が反応しすぎたのか体重の増加……(´Д`)
更には経済問題。
不妊治療を始めてから、我が家の貯蓄は確実に減り続けていた。
不妊治療って、本当に報われないなぁ~。
代償が大きすぎる……
体重計に乗る度に、
出血がある度に、
通帳を開く度に、そんなことばかり考えていた。
せっかちなアタシには、このお休み期間が足踏み期間のように感じられてそりゃあもう、もどかしかった。
そんな気持ちをかき消すように、
今まで通院のために費やした分の遅れを埋めるように、ひたすら仕事をした。
そんな時、昔の同僚からヘッドハンティングの話が舞い込んできた。
『専門部門の責任者兼管理者をして欲しい』と。
給料はヘッドハンティングだから、もちろん今より上がる。
ただ気になるのは、やはり通院のこと。
元同僚に、不妊治療の事は伏せ
“通院中だから仕事を急に休まなければいけなかったりする”と話したが、
“自分も通院中で入院手術もした”
“病気なのに当たり前に通院できない会社はおかしい”という返事。
うぅ~ん……悩む。
ブラック会社に7年もいると、何が当たり前で普通なのか感覚が麻痺してくる。
相談した旦那も悩む…。
ただ、出された条件は確実に良い!!
この頃ブラック会社は経営状態が思わしくなく、上司もあからさまに不機嫌。
まして同族会社の有限会社、社長も社長の娘も奥さんもピリピリ。
元々雰囲気の悪い会社のムードは最悪を極めていた。
入社当初は4週6休だった休みが、
知らない間に勝手に4週8休になり、
その分少しずつ手取りを減らされていた。
そして一番の困り事は、旦那と休みが合わないこと。
旦那は飲食店勤務のため、月曜のみ休み。
アタシは役職的に、週のはじめの月曜日から休むなんてもってのほかだった…
それでも、月に1回は公休の希望を出し
何とか夫婦共通の休みを確保していた。
実はヘッドハンティングは3回目だった。
不妊治療の経費も気になってきたタイミング、
試しに一度面接をしてみることに。
最終的な条件は、
・手取りは今より3万アップ
・交通費はガソリンカード支給でプライベートに使用しても構わない
・公休は毎週日、月曜日
・仕事用の携帯支給。通信費は完全会社持ち
・アタシに科せられたミッションは、配属部署の完全建て直しと社員教育
・通院に関しては柔軟に臨機応変に対応する
結婚して生活ががらりと変わったのに、独身時代と同じ比重で仕事をこなすのは普通に辛い。
まして、不妊治療中の身…
旦那とも悩みに悩んだ結果、話を受けることにした。
腹は括った!!!
……さぁ。
……問題は…
ブラック会社をどうやって辞めるか……
あぁ、今まで退職していった人達のケースを思い出しても円満退社なんて見たことない……(T_T)
この日から、アタシはほぼ毎晩ブラック会社の悪夢を見るようになる……