弥生美術館の山岸凉子展に行ってきました。

東京メトロ「根津」駅を降りて、

結構歩く。。。

弥生美術館の向かいの

東大農学部の古びて巨大な校舎に圧倒されつつ、

館内へ。。。

 

山岸さんの「アラベスク」や「日出処の天子」は

似たような葛藤や、苦しみを味わった後に読み返すと

胸に迫ってきて、殆ど自分の物語のように思えるほど

私にとって思い入れのある作品だ。

 

 

まだ20代~30代初めの若い山岸さんが、

これほどの作品を描いたということに驚く。。。

 

しかし、若い感性でなければ描けない作品とも言えるような気がする。

 

池田理代子さんの「ベルサイユのばら」の原画を観たときも感動して

涙があふれたけど、

原画は、どこがどう、と説明はしづらいが、

印刷されたものとはやはり違う。。。

 

「アラベスク」のアール・ヌーヴォー調の美しい描線、

カラー原稿の美しさにも目を奪われる。

 

やはり「アラベスク完全版」も欲しくなってきた。。。

 

 

 

「わたしの人魚姫」という作品は読んだことがない。。。

単行本に収録されているのかな?

 

↓この単行本の表紙を飾っている「ペイズリー」

 

 

私の好きな色づかいで目をひく。

 

おみやげコーナーで、観たことのない絵だったので

「アラベスク」のクリアファイルを購入。

 

 

ミロノフ先生の表情が素敵♪

 

おみやげコーナーは

大正~昭和のレトロな挿絵画家たちの絵葉書や書籍などが並んでいて、

もうどれもこれも私の好み。。。

 

↓こちらの女の子に一目ぼれをして、帰宅してからアマゾンで購入。(これはレトロ風の平成の画家ですが。。。)

 

 

竹久夢二、高畠華宵も好きな画家なので、

常設展を楽しむ。

 

弥生美術館の創設者、弁護士の鹿野琢見は、

少年時代に高畠華宵の「さらば故郷!」という絵に感銘を受けたという。

後年、晩年の華宵を探しだし、

家族同然に迎え入れ、最期も看取ったという。

 

 

高畠華宵の描く少年は美しい。

日本的なふっくらした頬に、凛々しい目鼻立ち。

彼の描く少年は皆同じような顔をしているけれど、誰かモデルがいたのだろうか。。。

 

漫画家、丸尾末広も影響を受けたという。

 

少女椿 少女椿
1,404円
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丸尾末広。。。絵は好きなんですよ。

でも内容がエログロすぎて。。。

買ってみても本棚に収めておこうという気分にならず

いつも手離してしまっています(T▽T;)