称名滝の遊歩道がやっと開通したので、

雪の大日岳に行ってきました。

 

 

下界は30度の真夏日も続く中、大日平はまだまだ雪景色。

大日岳は、この時期限定の〝大雪渓〟が楽しめます。

開放的でデブリも落石もなく、自分的には日本三大雪渓ですが、

あまり登山客を見かけないのは、何故なんだろう。

 

↓牛ノ首のトラバース

大日平に出る前に、牛ノ首のトラバースを通過。

転落すると、一気に雑穀谷の谷底に…。

慎重にステップを切りながら通過しました。

 

↓大日平

 

大日平に入ると、一面、雪景色。

下界は30度になったり、前日は土砂降りだったりと、不安だったが、

例年通りの雪の量に一安心。

 

この日の登山者は、あと1人おり、入善から来られている方でした。

マイナーな登山コースなので、ちょっと心強い。

↓登山ルート図

 

コースはほぼ、夏道通り。

マイナー登山道なので、トレースもうっすらと見えるのみ。

コルを目指して、ステップを切りながら谷を詰めます。

だんだんと傾斜はきつくなっていきますが…。

 

稜線に出ると、出迎えてくれるのが、雪の壁。↓

なぜ、毎年、こんな所に壁が出来るのか、超不思議。

 

よじ登って、しばらく頑張ると頂上に到着!

 

雪庇の向こうには剱岳の勇姿。

頂上より雪庇の方が高いです…。

これ以上、行けません…。

 

↓傾いた三角点。頂上は出ています。

 

下りは地獄のシリシェード。

上部は急斜面だがシリシェード。

スピードがコントロールできず、ピッケルで滑落停止。

アイゼンの爪、ピッケルを立ててシリシェード。

やっぱりスピード出過ぎで滑落停止。

四苦八苦しながら、シリシェード、滑落停止の技を磨きました…。

そのうち、氷結という感じで、お尻が冷え冷え。

毛勝山では振動でお尻がしびれたが、この日は冷たさとの戦い。

雪渓中間部ではボケッと滑りながら下山しました。

 

 

★まとめ

下部の登山道は、雪解け後のため、道は荒れ荒れ。

一雨来ると、崩れそうな感じだが、大丈夫だろうか。

下界はすっかり夏になり、雪山もそろそろ終わりかな。

いや、白馬大雪渓と針ノ木雪渓にも行きたいな。