タテドーのブログ

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2026年は、ぜひ天体観測に挑戦してみましょう。1月初めにはスーパームーン、2月下旬には6つの惑星の整列、3月初めには皆既月食が待っています。8月のペルセウス座流星群のピークは月が出ない夜と重なるそうです。ほかにも天体どうしの接近や、複数の惑星の整列が観測できます。夜空を見上げるのに絶好の1年となる2026年。見逃せない天文イベントを紹介しましよう。

 

1月3日

スーパームーンが新年最初の週末を彩ってくれます。1月3日土曜日の夜は、明るい満月と木星を同時に観測できます。
 楕円形の軌道を回る月が地球に最も近づく「近地点」に来たときと満月が重なるのがスーパームーンです。通常の満月よりも明るく大きく見えます。

 一番きれいに見えるのは、月が昇りはじめる日没ごろです。実際に大きさが変わるわけではないですが、「月の錯視」と呼ばれる効果で、地平線近くにある月は大きく見えます。
 昔から、1月の満月は「ウルフムーン」と呼ばれていて、冬にオオカミが月に向かってほえることに由来する呼び名です。

 

1月10日

次の主役は木星です。木星が「衝(しょう)」を迎えます。つまり、地球が太陽と木星の間に入って、木星と地球との間の距離が最も短くなるので、通常よりも少し明るく大きく見えます。次回は2027年です。
 観測のコツは、日没ごろに東の空を見ることです。2026年1月の木星はふたご座に位置し、夜じゅうずっと地平線の上に留まります。木星、シリウス、オリオン座の三連星が三角形をつくります。

 

2月下旬

 2月最後の週には、夜空に6つの惑星が整列する「惑星パレード」を見ることができます。夕方の日没直後の西の空で、金星、水星、土星を探してみましょう。地平線近くの低い空に、3つの惑星が集まって見えるはずです。どの星も肉眼で観測できます。
 その近くには海王星もありますが、観測には天体望遠鏡が必要で、なお、望遠鏡で観測する場合は、太陽が完全に沈むまで西の空に望遠鏡を向けてはいけません。
 木星が南の空の高い位置、月の近くで輝いています(最も近づくのは2月27日)。また、プレアデス星団(すばる)もすぐに見つかるでしょう。天王星はそのそばにあります。ただし、天王星を見つけるには、天体望遠鏡か、強力な双眼鏡が必要です。

 

3月3日

3月3日の夜、皆既月食によって月は不気味なオレンジ色に染まります。この月は、「血の月」という意味の「ブラッドムーン」と呼ばれます。
恐ろしい名前ですが、この現象は簡単に説明できます。

皆既月食になるのは、地球が太陽と月の間に入り、月が地球の影で完全に覆われたときです。すると、地球の大気によって青色の短い波長の光は散乱し、赤色やオレンジ色の長い波長の光は屈折して届くので、月は赤銅色(しゃくどういろ)に見えます。
 この皆既月食は、アジアとオセアニアの大部分、北米および南米大陸の大半、太平洋地域で観測できます。日本のほか、米国およびカナダの西部、太平洋諸島、ニュージーランドでは、最初から最後まで月食を観測できます。
 日本では、皆既月食が起こるのは午後8時4分から午後9時3分の間です。

 

3月20日

北半球の春分の日は、日が長くなり、暖かい季節がやってくることを告げます。同時に、春分の日には明るいオーロラが現れることが多いのです。この現象には地軸の傾きが関係しているようです。
 2026年はそれが太陽の活動のピーク(極大期)と重なります。太陽は11年の周期で極大期を迎えますが、2024年から2025年にかけての極大期は2026年も続くとみられています。そのため、晩春の空を彩るすばらしい光景が見られるかもしれません。
 絶好の観測場所となるのがアラスカです。夜空が澄み渡り、オーロラの活動が活発になっているので、観測できる確率も高くなります。

 

6月9日〜10日

6月9日と10日の日没後、西の地平線のそばで金星と木星が1.6度ほどまで近づいて見えます。また、日没後の約1時間は水星の姿も見えます。
 その後もしばらく目を離すことはできません。もう1つの注目は6月17日です。この日には、金星、木星、水星、三日月が日没後の西の空に並んで見えます。

 

8月7日〜8日

8月7日と8日のいずれも未明、東の空に、下弦を過ぎた月とプレアデス星団(すばる)が近くに見えます。。夜明け前の空では、水星、火星、土星も観測できるはずです。
 米国本土の大半の場所では、星団の明るい星々が1つずつ月の陰に消えていき、日没の1時間前ごろにまた姿を現す「星食」を観測できますが、日本では7日の昼間にあたるため見られません。天文学者は、天体の光が消えたり現れたりする様子を観測することで、星の正確な大きさ、位置、動きを測定しています。
 月とプレアデス星団は10月28日にも接近します。

 

8月13日

2026年のペルセウス座流星群は、最高の条件で観測できます。この流星群は、地球がスイフト・タットル彗星の残した塵の中を通過するのに伴って発生するもので、速く明るい流星が見られることで知られています。
 そのピークとなる8月13日は新月と重なります。つまり、2025年のように月の光に邪魔されることはありません。光害のない暗い空なら1時間あたり最大90個の流星が見えることもあります。日本での見頃は13日の未明です。

 ペルセウス座流星群の活動は8月中旬以降も続き、2026年の活動期間は7月14日から9月1日までで、この期間中なら流星群を観測できます。

「火球」と呼ばれる明るい流星も探してみましょう。
 ただし、観測は夜遅い時間の方がいいです。ペルセウス座流星群が一番きれいに観測できるのは、深夜から夜明けにかけての時間です。

 

11月24日

2026年2回目のスーパームーンは11月24日です。1回目と同じく、日没ごろの月の出が観測の狙い目となります。11月の満月は「ビーバームーン」や「フロストムーン」と呼ばれています。

 

12月24日

2026年最大のスーパームーンは、クリスマスイブの12月24日になります。12月の満月は「コールドムーン」と呼ばれ、夕暮れ時に昇る姿がとりわけ美しいです。見どころはそれだけではありません。真夜中近くには、東の地平線のそば、月よりも少し低い位置に、木星と火星が並んで見えます。西の地平線の上には土星も見えます。

 

12月下旬

 年末もまた、年始と同じように珍しい惑星の整列を見ることができます。午後10時ごろ、火星、木星、天王星、土星、海王星が並び、その間を明るい月が日々動いていきます。やがて土星と海王星が沈むと、東の地平線上に金星が姿を現し、日の出まで観測できます。

 この惑星パレードは年末まで見ることができますが、圧巻なのは12月25日と26日です。東の地平線上に火星と木星、そして満月を少し過ぎた月が斜めに並び、その列は夜明けまで崩れることがないからです。