9月は8冊と振り返ってみれば、意外に読んでいましたね。
名探偵傑作短編集は、他に御手洗潔と火村助教授のシリーズもありましたが、表紙が一番素敵だった法月先生にしてみました。
他の2つも読もうかなと思いつつ、火村シリーズは別の短編集で読んでしまっているからほぼ既読かもしれません。
リチャード氏の謎鑑定シリーズは、BLと思わせるようなものはありますが、甘い雰囲気が全くないので、むしろそういう部分がコミカルな感じになっていて、それも面白いなと思いましたね。
コミカライズされそうですが、既にしているかも。
バチカンもそうですが、小説のコミカライズやアニメ化は広くの人に知ってもらう良い機会で基本的にうれしいのですが、コミックやアニメは見よう見ようと思いつつ、いつも結局見ないというオチになります。
でも、唯一、化物語シリーズだけは原作で忠実でありながら、アニメならではの面白さがあるという珍しい作品なので見ています。
9月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2656
ナイス数:89

短編集です。外伝というより、ファンディスク的な内容で、本編を読んでいないと置いてけぼりになるのではないかと思ってしまいました。ですので、シリーズファンの私にとっては、大変面白かったです。ミシェルもマギー博士もとても魅力的で一気に好きになってしまいました。
読了日:09月01日 著者:藤木 稟

表紙の女性はてっきり、またジュリア側の人かと思ったら、意外な人物でした。
短編集での独房の探偵から繋がる話でもあり、今作は奇跡としては小さめな感じで、これまでとはちょっと違った雰囲気のお話でしたね。たまにはこんな風なのもあって良いかと思います。
読了日:09月07日 著者:藤木 稟

珍しく謎解きが盛り込まれたミステリなお話でしたね。
今作からモンスターシーズンが始まるということですが、どの辺りが今作ではモンスターだったのか、外からくる化け物(今回は吸血鬼)のことを指しているか。
神原さんの登場シーンは少ないのに、女子バスケ部の面々がメインのためか、神原さんの存在感がありましたね。伏線のように書かれていましたが、次作以降女バスOBのうち1人は本当に登場しそうですね。
読了日:09月09日 著者:西尾 維新,VOFAN

最後の急展開で話の内容が飛んでしまいそうになりましたが、最初の「求めるトパーズ」のお話は最初はドキドキしながら読んでいましたが、最後は幸せな感じになれる、とても良いお話でした。正義くんと谷本さんの関係は少しずつでも良いので進展行ってほしいなと、応援したくなりました。
次作でどんな展開が待っているのか、考えられるのは、翡翠のために工面した資金に関して、実家を頼ったせいで一旦帰国とかそんな感じかな、と思いつつ、それならこんな去り方しないよね、とも。何にせよ気になります。
読了日:09月10日 著者:辻村 七子

これまでのものは単作でも読めますが、今作に限っては前作必須です。
今回はリチャードの過去メインで、正義くんの暴走具合に色々うわあという気持ちになってしまいますが、谷本さんの登場で中和された感じがします。
リチャードの兄弟、師匠と皆さん個性的で、次作以降で出てきてほしいですね。それと次はいつものエトランジェに戻ってほしいです。
読了日:09月15日 著者:辻村 七子

読んだことのある作品もありましたが、ほとんどが初モノばかりでした。こういう短編集はありがたいですね。
法月探偵の長編は重い作品が多い反面、短編だとその重さが薄れてほど良い感じに。でも、理屈っぽさが少々しつこいのは、短編でも変わりませんね。それが法月作品の良さでもあるのですけどね。
読了日:09月19日 著者:法月 綸太郎

第2シーズンになっても、花穎と衣更月の2人がお互いを意識しながら、少しずつ成長していく姿は本当に親の気分のようにいつまでも見守ってやりたくなります。
帯にありました「僕の執事なら・・・」という言葉も印象的ですが、「十年後は分からないが、今は同じ煉瓦道だ」と言う花穎は本当にかっこいいですね。
読了日:09月23日 著者:高里 椎奈

麻耶先生の独特の空気感が漂う作品です。
神様を自称する謎の転校生鈴木が冒頭で殺人事件の犯人を宣い、それが本当なのかどうかを推理するというものなのですが、読み進めていくうちに、そのスタイルも変わってきて、最終的にはこれまでの個々の事件が繋がっていく様は見事ですね。最後のハートマークは、色んな意味でインパクトあります。
読了日:09月27日 著者:麻耶 雄嵩
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