今回は、アストロラーベに行きまして、ステラギアをセットするところからです。
※今回はネタバレがありますので、ご注意を。
この世界の秘密という辺りのことです。
ステラギアをセットしますと、地下に行ける昇降機が起動しました。
早速昇降機で地下へ行こうとしたところに、「行ってはだめ」という声が。
声の主はクレハで、何とナユタたちの前に姿を現します。
クレハは、何としてもナユタたちを止めようと、なぜミトスの民が使命を全うしようとしているのか、その理由について話します。
説明するより、見てもらった方が早いということで、クレハはアストロラーベに残る「古の記憶」をナユタたちに見せてくれました。
見せてくれた古の記憶とは、はるか昔、ミトスの民と人が共存していた頃のもので、人がミトスの民の技術を使って戦争を始め、ミトスの民がセラムとクレハ、そしてゼクストだけテラの庭園に逃げ込めたという場面です。
セラムとクレハはまだ幼い姿で、セラムとクレハは兄妹の関係で、何とか戦争から逃げ出してきたのですが、庭園に入ったところで、瀕死のゼクストを見つけます。
ゼクストはセラムたちの父親で、力尽きる前にセラムとクレハの2人にミトスの光翼を授け、こう言います。「地上はもう滅びるしかない。このミトスの光翼の力を使って、テラを切り離して、浮かび上がらせるのだ」と。
そして、セラムとクレハはミトスの光翼の力を使って、テラを地上というか地球から切り離します。
それは、球体が引きちがれるような感じで、今の地上の世界は、球体といっても3分の1が無くなったような状態です。
さすがのナユタも今の地上の姿がそのようになっていることに驚きます。
クレハは、「地上の核はもう破壊されていて、今も地上は崩壊が進んでいて、地上の生活は仮初にしかすぎない。このままではいずれ死滅してしまう。世界を作り直せるのは私たちしかいない。この考えが間違っていると言うの」と言います。
それに対してナユタはこういいます。
それでも、クレハたちの考えは間違っている。地上の人々は短い寿命ながらも懸命に生きていて、決してその生活は仮初ではない。神様と言われるようなミトスの民から見れば、地上の人たちはちっぽけな存在に見えるかもしれない。でも、クレハやシグナは残され島で過ごした時間があるのだから、2人ならもう分かっているのではないか。地上の世界は、かけがえのない場所なんだって。
再創世以外にも、何か方法があるはず。それを一緒に探そう。
クレハは、「ありがとう。ナユタなら、そう言ってくれると思っていた」と、やっと笑顔でそう言ってくれました(^^)。
クレハの話では、人が戦争により起こした『災厄』が過ぎて、ミトスの民として再創世を始めようとしたときに、滅んだと思った人が奇跡的に生き延びて、さらに新たな文明を築こうとしていることに、気付いてしまったということです。
クレハとセラスは、人々を滅ぼしてまで再創世をすることはできなかったので、庭園で眠りについたということです。
ですが、長い眠りについているときに、父ゼクストから地上の滅びが早まっていることを聞かされて、ミトスの民としての使命を実行しなければならないと思いました。
でも、ナユタが古の記憶を知ってもなお、クレハたちを止めると言ってくれることを知って、クレハはもう一度使命を捨てようと思ったのです。
そして、クレハが思いとどまってくれたことを受けて、ナユタが、これから一緒に地下へ行って、ゼクストとシグナを説得しようということになったのですが、そこに、何とゼクストの登場です∑ヾ( ̄0 ̄;ノ。
ゼクストは現れたと思ったら、ナユタとノイを吹き飛ばし、せっかく再創世以外の方法を見つけようと決意してくれたクレハをゼクストは連れ去ってしまいました(ノ_-。)。
ですが、諦めないナユタとノイは急いで、テラの地下へ最下層のステラリウムに向かいます。
と、これで第六章が終了です。
今回はここまでで、次は第七章ではなく、最終章からです。