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The Tateshina Chronicles

  
$蓼科クロニクル-雷雨のあと
 
夏の風物詩、雷雨がありました。すぐに止んで、初夏の日差しが・・・。
 
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山岳部の雷雨はすさまじいものがあります。標高3000m級の八ヶ岳連峰の積乱雲は高度9000mあたりまで発達するのが山麓から見て取れますから、その規模の大きさもわかろうというものです。
 
 
しかし、登山中なら危険きわまりない雷雨も、日常生活においてはおびただしい数の避雷針と、電柱の避雷針化によって以前よりかなり安全になっています。
 
 
舗装道路が急流になるほど一気に降って、さっと上がるのが当地の雷雨の特徴ですが、まれに数時間におよぶしつこいものもあります。まあ、数年に一度ですが。
 
さいわいなことに、蓼科では落雷による死者やけが人はこの20年ほどでていないようですのでご安心下さい。もちろん、雷をなめてかかればその限りではありませんからくれぐれもご注意を。
 
最近は都市部のゲリラ豪雨時などの落雷もすさまじいもののようですが、積乱雲の高度違いのせいか地形の違いか、だいぶ様相が異なるようです。
 
危険なことにかわりはないのですが、その音がまったく違います。サウンド、と言ってもいいかもしれませんが。迫力は同じでも、もっとオープンで恐怖をあおるような異質な感じがないのです。あくまでの自然の音のひとつ、というか、そんなかんじです。
 
そういえば台風の時の暴風や豪雨の音も同様ですね。
 
いずれにしてもここには自然の音以外の音はほとんど無いのだと、いまあらためて気づきます。
 
そういえばきょう、ペンション・サンセットの庭でアナグマ君に会いました。作業していると近くのクマザサの茂みでがさがさという音がするので振り返ると、「タヌキ」がいました。でもなんか違う。よう観察すると、「アナグマ」でした。
 
臨戦態勢の緊張感もなく、肩の力を抜いて「きょとっ」とこちらを見ています。じいっと目を見ると、ワンコが良くやるように、恥ずかしそうに目をそらしてこちらにお尻を向けてじっとしています。
 
なんか「背中で語る」風で、ふと一昨年末になくなったシベリアンハスキーのパル君を思い出してしまいました。「きょとっ」というのも「背中で語る」のもそっくりだったものだから。
 
それから1時間後、こんどは野生にニホンジカの雄が現れました。こちらも警戒心もなく「きょとっ」としています。そして目をそらすと、無心にえさを食べています。そのようすは「これ、うまっ、うまっ、もぐもぐ」という感じで、思わず笑ってしまいました。
 
春先には角を落とした直後だったのに,いまでは立派な角が生えています。シカはじつに美しい生きものです。
 
しかし、彼らは生息地の受容能力に対して3倍にも増えてしまい、森や水源地を巻き添えにして滅ぶという最悪のシナリオによる絶滅の危機に瀕しているのです。
 
だから、じつは必死なのですよね,生きるために。かわいいとか、かわいそうとか、そいういうレベルではない自然界の問題が起きていることもまた事実なのです。
 
  
 
☆たてしなラヂヲ☆

 
 
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