代表様に連れられ、外に係留されている犬達の区画に向かう
もう点茶を直ぐに認識した
一番奥の場所に居る点茶、
後ろ脚で立ち上がり、
激しく叫びボクらを呼んでいる
区画に居る他の犬達に一頭ずつ挨拶を済ませ
点茶に向かう
飛びかかる点茶……
ボクには未だに記憶にないのだが、
点茶を抱きしめ涙を流しながら
「この仔だ!!」とうなずきながら
ボクは何度もママに訴えていたらしい
ママも涙ながらうなずく…
代表様にも伝えると、
焦らなくても大丈夫ですよ、
時間取ってもらっても構わないですよ、
瞬間的なボクの決定に少々困惑している様子から、少し先走りしているボクの様子に、ママの気持ちも思いやってそう云ってくれたのだ
ボクらの決心はもう変わりません、
と再度伝えると、
流石は代表様、この気持ちを感じ取ってくれたのだ
分かりました、去勢などの施術が有るので、預かりさんに今電話連絡します。
そして預かりボランティアのパンままさんが決まる
代表様曰く、
このまま点茶を私の車に乗せ、
パンまま宅に向かいます
そこで去勢手術を行い、幾日か後のお届けになります
お届け日から4週間のトライアルの期間になりますので、
もしその間に、予想外の事、気持ちの変化、断念などの結果になっても少しも申し訳ないと思わないで下さい
一度ここまで来た仔は、再度譲渡予定の状態で愛護センターに戻るか、預り様にて里親募集されるからです、
この仔の将来は約束されたのですから……
何と言う温かいお言葉だろうか…
じっくり彼と過ごして見極めてください、
ダメだったとしても落胆など不要なのです、とボクらの気持ちを和らげ、心の余裕までくれたのだ
凄いお方だと実感した、
だから代表様なのだろうと…、
その夜に、パンままさんから直ぐに電話がきた
これからの流れや点茶の様子など教えててもらう
電話越しにでも、聡明でとても親切なお人柄が解る、このお方が預り様でどんなに安心できたか…


続く…















