都民じゃないので、都知事選がどうなろうと知ったこっちゃないんですが…。
やっぱり現職は強い、というのと、他の候補が弱すぎましたね。
元・広島県安芸高田市長の石丸伸二さんは2位でしたが、1位とはダブルスコアに近いので、善戦したとも言えないかと思います。
都知事はあんまり露出してないのであれですが、石丸さんと蓮舫さんを見ていて思うのは、自分に対して反対の立場だったり、もっと言うと自分に対して好意的ではない相手に対して過剰に攻撃的だな、と感じます。
これは国会議員で言うと河野太郎大臣などにも感じることではあるんですが。
例えばですが、石丸さんや蓮舫さんが過去の自分のマイナス的な出来事を自虐的に発言する姿が想像できないんですよね。
石丸さんが色んなところでマスコミを論破した、とネットで話題になっていますが、そもそも論破する必要が無い相手も攻撃していたりするので、ちょっとやりすぎではないか、と。
ネット上で反・石丸の人が、今回の都知事選で一気に増えた気がします。
仮想敵を作って、その相手を攻撃するのは、味方として見る分にはスカッとして気持ちがいいと思いますが、第三者目線で見ると狭量に見えてしまうので、より多くの票、言い換えると大衆の支持を受けなければいけない場合はマイナスになる気がします。
蓮舫さんも同じで、東国原氏が「友人」と発言したことに殊更に反論したりすることに意味があると思えないんですよね。
言い方はちょっとアレですが、東国原氏の発言は蓮舫さんをフォローしながらクサす内容だと思うのですが、それを攻撃すると狭量に見えてしまうんです。
いまだに2位じゃダメなのか、とかイジられてますが、それこそ「今回は2位じゃダメなんです!1位にさせて下さい!」ぐらい言える人であれば、もっと票を集めたと思います。
何と言うか、無謬性というか、自分が正しくて、自分に同調しない人を全て敵ととらえて攻撃する態度は、特にインテリの人に多い印象が僕の中であると思うのですが、これって客観的に見て政治家とかには向かないと思うんですよね。
そういう意味では、石丸さんも蓮舫さんも、テレビ番組のコメンテーターには向いているんじゃないでしょうか?
少なくとも、そういった部分が無くならない限りちょっと今後も厳しいかな、と。
小池都知事は自虐はしないですが、自分に同調しない人の攻撃をスルー出来るので、まだこの二人よりはマシな印象を受けます。
真面目に、「信者以外を取り込む」ためには必要なスキルだと思いますね。
自分ももうちょっと自虐というか、馬鹿ができる人間になりたいと思っています。
その方が愛されるので。