皆さんおはようございます、門松建男です。

セクシー田中さん事件はこのままネット上でも風化に向かうのかと思いましたが、新しい燃料が投下された様です。

私はタッチの差で見れなかったのですが、

 

協同組合日本シナリオ作家協会 (j-writersguild.org)

 

という団体がYoutube公式チャンネル(【シナリオ作家協会チャンネル】公式 - YouTube)で公開した動画で、タイトルは「【密談.特別編】緊急対談:原作者と脚本家はどう共存できるのか編 - YouTube」です。

既に削除されていますが、その中から切り抜きの動画が別にアップされています。

 

シナリオ作家協会の主張。「原作者には用は無い」 - YouTube

 

もちろん切り抜き動画なので、前後の文脈がカットされていたり、編集されているのでこの内容が100%元の動画の内容、というわけではありません。

しかし、そもそも前後の文脈をカットしたりするのはネットだけではなく、テレビや新聞、雑誌などの既存メディアが長年やってきたことなので、その点については編集される側も認識している物、として話を進めます。

 

X(旧Twitter)にアップされたパナマ文書リーク氏(@Panamabunsyo)がアップした画像によると、

 

 

もちろん、これはバイアスのかかった切り抜きです。

しかしながら、1人の命が失われ、そのことで漫画ファンを中心にネット上で炎上騒動が起こっているさなかに「どう共存できるのか」と題してアップした動画の中で、この様な発言をすればどういう反応があるのかはだれが考えてもわかることだと思いますが…。

 

漫画家の山田こももさん(山田こもも - Wikipedia)も自身のX(旧Twitter)上で怒りの発言をされています。

 

 

どうやらこの黒沢久子 - Wikipediaという脚本家さんは、そういった想像力が欠落している方の様です。

ただし、↑のまとめ画像には間違いもあります。

 

この削除された動画に関して、別の視点からまとめている記事を見つけました。

【脚本家が語る】「セクシー田中さん」の事件について話す脚本家4人の内容簡単まとめ - 無職ぽこのトレンドブログ (hatarakitakunai2341.com)

 

この中では、伴一彦さん(伴一彦 - Wikipedia)は以下の様な発言をされている様です。

 

 

また、伴さんは自身のX(旧Twitter)アカウント上(伴一彦@「あなたも人を殺すわよ」(光文社文庫)(@sacaban)さん / X (twitter.com))にて、今回の動画が炎上している件に関して発言をされています。

 

 

これ、伴一彦さんからしたら巻き込まれ事故も良い所だし、その点も含めてシナリオ作家協会のやっていることは滅茶苦茶です。

これだと、協会に関係のある脚本家全てに飛び火する可能性が出てきました。

炎上後の対応も含めて、完全に悪手です。

日本テレビといい、このシナリオ作家協会といい、脚本家の相沢友子さん(相沢友子 - Wikipedia)のインスタグラム上で芦原先生を非難していた写真家?の泉美咲月さん(泉美咲月 - Wikipedia)といい、騒動が起こった後の対応が悪すぎますね。

こうも最悪の選択肢ばかりを選んでしまうのか、やはり、動揺すると冷静な判断ができなくなる、ということでしょうか?

 

アップされていた動画に関する反応です。

もちろん、これが全てではありませんが、こういったニュアンスで拡散していっています。

 

 

前述の通り、動画は現時点で削除されています。

 

 

動画が削除された理由は、「出演者・関係者への誹謗中傷や脅迫などがございましたので」ということです。

どうやら、内容には問題が無いという認識の様です。

これでは炎上が収まるはずがありませんね。

 

こういったことも含めて、脚本家も含めた映像制作の現場が持っている体質的、構造的な問題なのだということがどんどん露呈しています。

つまり、映像メディア作品を作っている製作スタッフがヒエラルキーのトップであり、そこに原作を提供する関係者はすべからく下の立場である、と。

少なくとも、一連の流れからはその様にしか読み取れません。

たとえそれが一部の人間による誤った認識であったとしても、これだけ大きく表に出てしまうと、それが全てであるという誤解を与える結果になっても、それは仕方のないことだと思います。

そういったことも含めて、発言などには注意していきたいと思います。

 

私が実現を目指しているイベントは、原作者、著作権者の権利を守り、二次利用者も含めて共存できる世界を作りたい、という願いから始まっています。

また、矛盾する様ではありますが、一定のガイドラインを設けながら、二次創作利用者のことも守れる様に、具体的には、二次創作者の「自由」も担保しながら、バランスの取れたイベントを目指してまいります。

一日も早く、クリエイターの権利が守られ、クリエイターが尊敬される世界が実現することを心から願っております。