コリャン・インサイド・レポート ~ 尾浦示貞治 【シークレット・ミッション】 | 立て主のブログ

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やんちゃな会長Blog!! から多数引用させて頂いてます!
カイチョ!御馳走様でした!

「シークレット・ミッション」


さかのぼって会長の幼少期をひもといていくと、自分は絶対に

できる人間だ、自分は他の人間とは違うんだと信じる強烈な

自意識が浮かび上がってくる。



専門学校生活を謳歌しているうちに、あっという間に就職活動

の時期がやってきた。



「親父の会社でも継ごうかなと考えていたのですが、その前に

業界のことを良く知っておこうと福祉施設へ就職したんです。」



地味な仕事に耐えつつ、勉強している会長に、転機が訪れた

のは、やはり前述のヤンチャ関係である。



「先輩に香具師の人がいたんです。その人とたまたま会ったら

『お前、福祉の勉強しているんだって?歯車リーマンなんか辞

めて自営しろよ』っていう話になったんです。



なんでも、廃車同然の車が50万で売れることもあるとか。
チャンスだ!と思い、すぐに親父にもらった車を四台売って、

中古車屋を立ち上げました」


しかし、専門卒の社会人二年目の青年がいきなり起業である。

不安はなかったのだろうか。


「当時は不安とかは感じていなかったですね。というのも僕の

お爺ちゃんには中学時代にロレックスを買ってもらったし、お

婆ちゃんには本社ビルを用意してもらったし」



なかなか利益が出ないで苦しむ中古車販売だが、どうやって

業績を好転させたのか、その秘訣を聞いてみた。


「このままじゃまずい、と情熱をもって、イケイケで頑張ったんです」


「情熱を持っている部門は儲かります。儲からないのは情熱が足ら

ないからなんです」


「経営者が儲かる仕組みを作り、スタッフは実行するだけ。経営が

うまく行かなかったら、スタッフが悪いに決まってるでしょ」


熱く語り続ける会長。


しかしこれでは経営哲学、経営方針と言うよりもただの質の悪い

精神論である。きっと公にはできない何かを隠しているに違いない。


そう考えた私は挨拶もそこそこに、コンテナハウスを後にした。

記者生命をかけてでも、何としてでも会長の本質を明らかにして

やる、と心に誓いながら。