山形2日目酒田市に向かい
やっと土門拳記念館 を訪れることができました。
設計は、谷口建築設計研究所・谷口吉生さんで、学生時代に一度
来てみたいと思っていた建築です。
美化された思い出が強すぎたのか、当時ほどの魅かれる感じは
ありませんでしたが、それでもシンプルな空間の組み合わせは
心地いい感じです。
開口は、細いスリットから徐々に幅が広くなっていきます。
施工は、間組で、着工は1982年5月、竣工は1983年7月で
構造は鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造の2階建てです。
資生堂アートハウスから数年後の設計というだけあって
構成自体は異なるのでしょうが、空間的な繋がりや高すぎない
天井などは、かなり近いものを感じました。
スケールや仕様は違えど、アーツハウスに共通する要素があって
居心地はよかったですね。
展示されている子どもの炭鉱の写真は、魅かれるところがありました。
場所は違いますが、スリットの幅が徐々に広くなっていきます。
FIXの納まりもシンプルで、お手本のような感じの建物です。
酒田に訪れた際には、近くの酒田市美術館(芦原義信)と
見比べてみてはいかがでしょうか。
住所:山形県酒田市宮野浦字飯森山北13
TEL:0234-31-0028
E-mail:info@domonken-kinenkan.jp
参考:建築文化1983年12月
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