2003年まで、静岡県島田市にあった旧加藤家の茶部屋の裏庭
にはえていた茶樹です。
在来種で、著名な柴田雄七氏によると、おそらく明治初期に
植えられたものとのことでした。
ただ、この場所は面積が狭く、ごくわずかな茶樹が残って
いただけなので、茶畑として利用されていたものではない
ようです。
数種類の在来種の交雑種で、下の写真のように
葉の形状や大きさは、どれもまちまちでした。
茶樹は、戦後ヤブキタ種が隆盛するようになり
改植などによって在来種が姿を消すので、この
点からみると貴重でした。
確認した、わずか数日後には、すべて抜根され
ていました。
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公家・武家・茶家、そして煎茶の室空間を初めて解明