札幌市時計台 は、北海道大学の前身・旧札幌農学校の
演武場として、明治11年10月に竣工します。
明治10年に、「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」
で知られるウィリアム・スミス・クラーク博士の後を継いで
2代目教頭となったウィリアム・ホイーラー(William Wheeler)
の構想をもとに、開拓使工業局の主席技術者であった
安達喜幸の設計、監督、若杉久十郎の施工で誕生しました。
創建時には、この建物の最大の特徴である
時計台はなく、明治14年になって増築されています。
小屋組は、バルーン・フレーム構造です。
昭和45年に重要文化財に指定され
平成7年からは4年間修復工事が行われました。
この写真は、修復工事前に撮影したものです。
もともとは、1階が教室、2階が演舞場兼講堂でしたが
現在はホールとなり、借りられるようになっているそうです。
所在地:北海道札幌市中央区北1条西2丁目
TEL:011-231-0838
アクセス:JR札幌駅南口徒歩10分
:市営地下鉄南北線、東西線、東豊線大通駅下車 市役所側出口 徒歩5分
休館日:第4月曜日(第4月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
開館時間:8:45~17:10(入館は17時まで)
入場料:大人200円(中学生以下は無料)
参考:文化財建造物活用への取組み 建造物活用事例集 第2集、文化庁文化財保護部建造物課、2004
総覧日本の建築1 北海道・東北、新建築社、2000
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