久しぶりに、2日続けての晴天でした。
一年ぶりに北投へ。
Blogでは、本職に関連することよりは、むしろ
その過程で見られたものや出来事を紹介しています。
つまり、台湾の現代建築や黎明期の建築を紹介するのは
本業が趣味のようなものなので趣味の趣味みたいなものです。
評論家ではないので、特に難しいことも書きません。
しかし、今日はちょっと苦言を。
で、まず、今日は、良かったことがひとつ。
1912年竣工の長老教會北投教堂を見学に行ったところ
時間はちょうど昼。
結果、こういうことになりました。
神父様らしき方が、日本語と英語を巧み操りながら
食事をしていきなさい、と。
日本的な言い方をすると「うどん」をごちそうしてくださいました。
日曜は礼拝があるので、あまり見学に行かないのですが
タイミング良く関係者が外に出てきたため
下手な中国語で見学できるかたずねたところ
意味が通じなかったらしく
神父様らしき方の登場となりました。
食べたら、好きなように写真を撮っていけばいい
と食べることが前提だったのと、とても空腹だったので
結果ごちそうになりました。
おいしかったです。
帰りに、外観を撮影していると、
また来なさい、といってくださったので
今度は昼ではない時間に行こうと思います。
さて、良いこと、悪いこと、というタイトルにしなかったのは
食事をいただいたことを「良いこと」というのはおかしいので
良かったことにしました。
一方のダメなこと。
これは、本当にダメなことです。
昨日、今日ではなく、以前から気になっていたこと。
好きな台湾であるがゆえに、厳しく見るところも必要かと。
この滞在期間中にたびたび出会ったので触れておきます。
窓の掃除をするのに、下に水が落ちるゾーンをコーンなどで仕切るでもなく
垂れ流し状態。
今日は、あきれて写真もとりませんでしたが、出入口の真上で垂れ流しでした。
建築関係の人ならよくわかると思いますが、左側に組んである鉄筋。
先端がむき出しで、道路側と歩道側に向いています。
歩道側は通行できないので関係ありません。
ちなみにここは道路です。
この細い通路を歩くのに、保護シートもなく
鉄筋がむき出しで外側に出ているとはひどい。
これなど、道路には通路を設けられないため
この歩道を通らざるをえないのに、この状態。
建設資材に挟まれ、幅30cm程度の通路を行き来する。
これは、最悪な例。
私は向こうから歩いてきて、なぜアームが歩道を横切っているのか?
と不思議に思っていたら、看板をはずしていました。
見てのとおり、コーンはなく、警備員はいない。
アームを動かす作業員と、看板をはずす作業員の2名です。
見てのとおり、新旧の看板があるということは
この状態で工事をしていたということ。
看板については、『NEOS』という雑誌で、安全性や台風時の対処
について紹介させていただいたことがありますが、これは危険です。
歩道を3台の道路舗装の工事車両が入り乱れています。
やはり警備員はいません。
管理者らしき人が、道路で警察と車の整理をしています。
柵もテープもない。
見てのとおり、普通に歩行者がその間を行き来している。
管理者が整理するのは、むしろこちらでしょう。
日本の場合、過剰に反応して
「もし、○○ならば、だれが責任取るのですか」
というようなことが基礎になって、法令遵守ではなく
法令遵守を遵守するために遵守するみたいなことになります。
けれども、ここで紹介したのは
ある意味人としてのモラルではないか、と思った次第です。
現場に落ちているタバコの吸い殻の量もすごい・・。
私が現場を管理していたら
すみやかに業者には帰っていただきます。
もちろん、技術レベルでは、日本よりも長けている面も多々ある
台湾ですので、こういう業者ばかりではないです。
一番気になったのが子どもです。
これらのケースは、子どもではよけられません。
工事関係者も行動の読めない子どもについては特に注意していないでしょう。
もし、歩道の石でつまづき、前のめりになれば鉄筋がささる可能性もあります。
この場合は、直接的に危険すぎて「もし、○○ならば~」ではないですね。
工事現場の横は小学校です。
国内外問わず、工事現場には近付かないように気をつけましょう。






