隣のベッドの髭のお爺さんの所に、若い女性の看護士さんが集まって、冗談まじりで質問をしていた。

「一人暮らしなの?家族はいないの?」

「退院したら帰る家はあるの?」

お爺さんのお金の管理もナースが代行してくれているようで、毎日ベッド脇にある金庫の現金を数えている。

どうやら、家族も身寄りもいない方のようだ。もしかしてホームレスかも。

しかし、家族や身寄りもいない無職の者でも、病院は受け入れてくれる。そして若い看護士さんが、明るく親しく接してくれる。

世の中、捨てたもんじゃない。