変な電話がかかってきました。 | 「弁護士 立石量彦」 公式ブログ

変な電話がかかってきました。

先ほど,「現代画報」なる雑誌から,取材の電話がかかってきました。

「全国紙の経済誌です。4月号で徳島の特集を組みますが,徳島で頑張っている士業の先生に取材をお願いしたく。」などという内容でした。


私はマスコミの取材は,比較的ウェルカムな方なので,一応話を聞いてみると,私が地域の皆さんのために頑張っていると評判らしく,ぜひ取材したいとのことでした。

取材には,有名俳優(ご本人の名誉のため記載は控えます)と同行するとのことで,具体的な取材の日程まで予約を入れました。


電話の最後に,彼は言いました。

某「それで,今回の記事を掲載させていただくにあたり,掲載料を少しご負担いただきます。単刀直入に申し上げて,7万円です。」

立石「え?それって,要は広告じゃないですか。」

某「いえ,広告というようなレベルのものにするつもりはありません。きちんと取材して・・・」

立石「それでは費用もかかると言うことですので,少し考えさせてください。明日返事しますから」

某「今日これから俳優と打ち合わせなのです。ですから今決めてくれないといけません。皆さん,『現代画報だったら』と納得してくださっていますよ。」

立石「そういうことでしたら結構です。お断りします。」

某「では。(即切り)。」


・・・何なんだろう,これ?


調べてみますと,こういう記事がありました。


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取材商法http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%96%E6%9D%90%E5%95%86%E6%B3%95


中小企業を対象に電話による取材申込がメインの商法である。落ち目の芸能人、スポーツ選手などがインタビュアーとなり、企業経営者と雑談をする。業界に精通した人間が派遣される訳ではないため、雑談以上の内容は望めない。

通常のメディアによる取材とは一線を画しており、取材される側が金銭を支払うシステムであり、それが取材商法と呼ばれる所以である。相場は7万円 - となっており、取材地が遠隔地になると、金額が増大する傾向がある。「料金を払って記事を制作・掲載してもらう」という観点からは記事広告 の一種であるとも言えなくはないが、購読者、閲覧者がごく一部に限られているため、広告としての対費用効果 は著しく低い。

取材という言葉、有名人が来たという事実で、経営者は自社のステータスが上がったと考えがちだが、騙されやすい会社として逆に株を下げてしまう事もあるので、取材を受けるに当っては充分な議論、検討が必要である。

 

関連項目 [編集 ]

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・・・。


法律上どうだとかは私は何も言いませんが,何せ大変不快な電話でした。


たぶん,言ってるとおり,今週末徳島に取材に来るのでしょう。

今日明日くらいが勧誘のピークと思われます。

徳島の中小企業や士業の皆さん,ご注意を。