今日はトッパンホールに行ってきました。
池松宏さんは世界的に有名なコントラバス奏者で、元N響主席奏者、今は海外のオケの主席をやっている方です。
その人のリサイタルの伴奏で、大学でお世話になっている松川先生が出演されるということで今回観に行きました。

凄かった…。
とにかく凄かった…。
コントラバスって、低温のズーンって感じのイメージしかなかったけど、今日のリサイタルを聴いてビックリした。
すごい音が綺麗!!
もしかしたらチェロ以上に深みのある音が響いていたかも。。。
ホントビックリしたよ、コントラバスがこんなにも綺麗な音色を奏でる楽器だったなんて。

そして松川先生のピアノも職人技。
アンサンブルピアニストの第一人者といわれるだけあります。
とにかく音が繊細!!
だけど全部きちんと音に芯があるの。
それにまったく無駄な力が働いていない。
力は指先、しかも打鍵する瞬間だけで、あとは一切無駄な力がないんだからスゴイ。
必要最低限の力しか加えていない超エコ。
なんだけども、きちんと音は出るしホント不思議。
軽くポンって鍵盤に指を置いているだけみたいに見えるのに、しっかり響く音がピアノから放たれる。
細かいパッセージも自然に1本1本指が流れていく。
試験の講評で「上半身に無駄な力が入りすぎ。もっと重心を下に。」っと指摘してくださったのだが、そのお手本を先生自ら見せてくれた感じ。

アンコールでは笑いも取るし、あの「チャルダッシュ」は池松さんの真骨頂だった。
ってか、ヴァイオリンじゃなくてコントラバスでチャルダッシュを弾くとか有り得ねーと思ったwww

さすがにリサイタル終了後はお二人とも疲れ切った顔をしていたけど、ホントいいものを聴かせてもらった。
池松&松川のリサイタルは、来月3日(金)に今度は磯子区民センター杉田劇場で行われます。
一部プログラムが変更になりますが、十分この凄さがわかる内容になっているはず。
この演奏を¥4000(学生¥2500)で聴けるのは安いと思う。
ぜひ皆さんにも聴いて頂きたいです。


【ライブ情報】
2月以降、とあるアーティストさんのLIVEピアノサポートを依頼されました。
出演LIVE等、詳細が決まり次第随時アップしていきます。