編集部:それでは前回のつづきです。
練習は、歩くことから始めたんですか?
上州竜:
正確に言えば、「疲れたら歩いても良い」といったとこでしょうか。
最初は5kmを走るのを目標に頑張りました。
しかし、10年ぶりという事と体重が大幅に重かったので、トラックを5周くらい走ると疲れる訳です。
なので、そこで1周歩いて、再び走り始める。
これを繰り返して、5000mを走りました。
編:
え?トラックを歩いたんですか?
他の人の邪魔にならないんですか?
竜:
この時は勤務体系が今と同じになってたので、午前中は誰もいないし、夕方の練習も高校生の部活が始まる前に終わらせるようにしてました。
だから、以前、織田で走ったこともありますが、あそこで走る事はすごいストレスでしたね。
群馬県人で良かったと思いました。
編:
高校生が練習する時間帯と重なった場合はどうしてたんですか?
竜:
その時は、トラックの8コースを使って走ってました。
ご存知の通り、トラックの8コースは1周455mなので11周すれば・・・
編:
あ!
ちょうど、5000mになります。
竜:
まぁ、話は逸れましたが、歩きを交えてまずは5000mという距離を走れるようなところから始めて、1週間くらいで5000mを完走できるようになりました。
編:そこから、次のステップに行った訳ですね。
竜:そうです。
5000mを走れるようになったから、次は10000mだ!
ということで、トラックを25周走れるように頑張りました。
編:10000mをやり始めたのは、いつぐらいからですか。
竜:
5000mを1週間くらいやった後だったので、8月の5日とか6日くらいだったと思います。
7月28日 5000mを走れる練習開始
8月06日 10000mを走れる練習開始
こんな感じだったと思います。
編:ペースはどのくらいでやってたんですか?
竜:始めはキロ6分前後でやってました。
やってたというよりも、このくらいのペースなら完走できそうだ!という感覚でペースを調整しながら走ってました。
それが初期の頃は、キロ6でしたね。
編:10000mをやってた期間はどのくらいですか?
竜:
この練習は、渡良瀬遊水池マラソンに向けてのメインの練習になってたので、レースの1週間前までは10000mジョグが中心でした。ただ、9月の15日くらいだったかな。
このあたりから、週一で20000mもやりました。
編:
20000mをトラックでやったんですか?
トラック50周ですよ。
辛くなかったですか?
竜:
最初は周回数えるのが面倒だったんですが、慣れてくると気にならないです。
ただ、時間はかかるので、部活の時間と重なる時もあるので、その時は、後ろから足音が聞こえたら、早めに3コースに避けたり、フィールド内に入ったりと早めの対処を行ってました。
編:ペースはキロ6のままですか?
竜:一旦、整理しましょう。
練習内容的には、
7月28日 5000mを走れる練習開始
8月06日 10000mを走れる練習開始
9月15日 上記の他に週一で20000m
この練習がメインになっております。
ペースは、先ほども言ったように初期の頃はキロ6。
要は10kmを1時間かけて走ってましたが、練習を重ねていくにつれて、心肺や足の筋力も鍛えられていったし、体重も落ちてきたので、徐々にペースは早くなっていました。
だいたい最初の1000mを6分で走って、そこからナチュラルにビルドアップしていって、ラストの1000mは5分00秒〜5分10秒で終わらせるって感じですね。
だいたい、10000mを53分〜55分で走ってました。
編:
その最後のペースアップは、ラストスパートだったのでしょうか?
竜;これは、抑えた状態の自然のペースですね。
目標はあくまで、フルマラソンを完走だったので、10000mを走っても、まだその先に32kmを走らなければいけない訳です。
ラストスパートをしてしまうと、フルマラソンの練習ではなく、10000mの為の練習になってしまう訳ですから。
編:この10000mはどのくらいの頻度でやってたんですか?
竜:その週の勤務体系にもよりますが、週3回〜6回ですね。
編:なるほど。
長くなったので、ここで一旦切りましょう。
竜:でわの海