初めに言っておこう。
この文書に文法などない。言いたいことを殴り書きしているからだ。
そして、このブログは俺が有名になったり、俺が死んだ時に悲しみながら見るようなものでは無い。
「こいつこんなのやってたんや」とか「ブログとかおっさんかよ」これを狙っているのである。
今ワクワクしている。
大学1回生は高校1年生と全く違う変化がある。
俺の場合、私服での学校生活、サークルに入った、初めて割り勘とかではなく先輩にご飯に連れて行ってもらったり、初バイトなんて昨日だった。5月も終わるんだぞ!まだ新しいことが続くのか?!こんな心境である。
このずっと続くドキドキ感をどこかに殴り書きしたい、だからブログに手を出すことにした。
Xではセンスが求められると思っている。
自分の言いたいことを数百字という小さな箱に綺麗に並べなければならない。
しかし、ブログは違う。
センスがなくても言いたいことが細かく書ける。つまり、出来事をよりリアルでかけると思っているからだ。
お笑いならではの緊張感は表しづらい。
そもそも漫才やコント中の緊張感を話してくれる人間などあまりいないと思う。
このような細かな緊張感や些細なことを大袈裟にかけるのは芸人になろうとしている人間にはブログのいい所だと思っている。
さて、新人ライブの時のお話をしようか。
(ここでは芸名を使っている同期以外は名前を伏せて(名)マークを書いておく。念の為だから気にするな。)
前日の初ネタ見せ、その日は20組くらいが集まり、狭い部屋に50人くらいが入った。
最後に入った文明アルマジロはその日の大トリとなってしまった。
だが、同期のネタ見せが進む度この程度なら俺らの方が面白いぞと性格の悪さが出てきてしまった。
緊張しているハティをみると「自分より緊張しているやつがいるんだな。良かった。」と安心した。
しかし、その安心を少し震えさしたコンビがいた。
それが後に後半戦1位となるゴールデンダハだ。
ゴールデンダハは結成1ヶ月以内とは思えないくらい出来上がっていた。
「まぁ俺らはTOP3には入ってるだろうな。」これが正直な感想だった。
システム漫才や個性的な漫才が多かった。
異種格闘技戦は苦手だ。
大道コント漫才は地味に見られるからだ。
そのため、膝チョコとか水タイプにはそのスタイルいいなぁと思っていた。
豚チャリの漫才が聞こえない。
次が自分たちと分かると緊張してきた。
ミンティアを2個噛み、ほうじ茶を飲んだ。
シソーラスに荷物を持たせて全員の前に出た。
後半戦というのもあって同期の何人かはネタを終えて帰っている人も多かった。
ちょうどいい人数だった。
「はいどーもー」この一言でエンジンをかけてやった。
「トップバッターですけどもぉ」大トリに出てきて、急にこのセリフ。
はるしまをビビらせてやった。
はるしまは「いや、全然ちゃいますよ」と彼なりに言葉を返してくれた。
成長したなと感じていた。
この掴みはウケなかったがお互いの緊張を解す薬としては良いものだった。
漫才は続き「さっき錦織圭ミスってたやろ!」というシーン自分は漫才中ウケていたので一回転してやった。
いとこから貰った背中のオシャレな服の柄をみんなに見せたかったからだ。
これははるしまにも言っていない。
漫才が終わり即帰宅した。
はるしまと帰りながらその日の感想を言い合った。
ミッドナイトずっとはコント漫才という同じジャンルとしてライバルになるだろう。
水タイプ、ダハ、文アルがトップ3かな?とかイタいが本気で思っていた。
本気で思うからイタいんか。
割と手応えを感じて帰宅した。
新人ライブ当日。
文明アルマジロは舞台裏のスペースで川原から貰った文明アルマジロTシャツを着た。
待ち時間は緊張を生み続ける。
壁にもたれて座っていると横に水タイプのごロリの方(名)が来た。彼も壁にもたれていた。
話しかけると彼も緊張していたそうだ。
持っていたミンティアを分けて口を潤した。
本番直前になった。
文明アルマジロ、膝チョコ、ダブルグラス、水タイプ列になって待機する時間が来た。
コンビ名の由来とかなんかしら話した。
MCの人達が前に出てギリギリまでほうじ茶を口に入れた。
音楽が流れ電気がついた。
「はいどーもー」でエンジンをかける。
客はそんなにいない。
M-1ほど居ない。
しかし、M-1とは違う緊張感がある。
はるしまのセリフ中ごくりと唾を飲んだ。
恐らくはるしまは俺の喉仏を見て気づいたと思う。
漫才中はウケない箇所で焦るがウケると一気に落ち着く。
キショジェスチャーは入れてよかった。
ブギヴキのツッコミ(名)が笑っているのを見て、エンジンがついた。
このまま走り抜けてやるか如く漫才を続けたがネタを飛ばしてしまった。
錦織圭とジョン・レノンには申し訳ない。
何とか漫才を終えて、順番待ちの同期に「意外といけるから」と慰めながら客席に向かった。
ネタを飛ばしたことは意外と重く受けずネタを終えたことに安堵していた。
客席は熱く、立つのがだるくなっていた。
その後、同期のネタをみていたが、グラスバードの漫才で一旦ネタを見ることを辞めることにした。
ネタの練習がしたいと思ったからだ。
人のネタを見るより自分のネタを磨きたいという自分の性格が出ていた瞬間でもある。
その時から仲が良かったゴールデンダハ、ミッドナイトずっと、シソーラスなどにエールを送り、ネタ合わせに向かった。
その後ショートコント「鹿」を完成させ全組の漫才が終わったことを知り、記念写真を撮り、打ち上げに参加することした。
漫才後の同期たちは活き活きしていて自分はどっと疲れていた。
ブギヴキヴキーのツッコミ(名)が予約してくれたお店にみんなで向かい、ダハのボケの方の隣で飯を食った。
その時、その日のランキングが出た。
文明アルマジロは7位だった。
かなりショックだった。
友達効果や知名度はあるにしても客観的に見ると4点の漫才なんだなと改めて痛感した。
横にいたゴールデンダハは1位だった。
正直に彼を褒めた。
まぁ、1位だろうなと言うはるしまとの会話が現実になってしまった。
水タイプ、ミッドナイトは6位8位で文アルを挟む形になった。
その後打ち上げが続いたがあまりふざけることが出来なかった。
雨が降っていた。
打ち上げが終わる時にはるしまがツギハギのツッコミ(名)、ハティ、カトコタ、ミッドナイトずっと、水タイプで打倒ダハ会(ネタのダメだし会)をしようと誘ってきた。
近くにいたダブルグラスも呼び凛風館下の椅子に行くことにした。
ソラポテ、ツギハギのツッコミ(名)は時間の都合上家に帰り9人で会議をした。
そこではネタのダメ出しや、次のネタの参考、をみんなで話した。
だが全員同期に対する友情が芽生えていたのもあり、褒めてから貶すという最悪の順序でお互いを語り合った。
そこで水タイプのゴロリの方(名)に言われた、「お題に沿ったボケをいれたら?」という逆に忘れていた所を突かれかなり参考になった。
その後文アルのショートコントを初披露した。
めっちゃ楽しかった。
同期やなぁぁぁって言う気持ちが嬉しくてたまらなかった。
今思えばトップバッターで7位は悪くない結果だと思うが、当時の自分は重たかったなぁと思う。
さて、このブログを休憩無しに1時間20分くらい書き続けている。
そろそろ終わりにします。
今後は漫才の快感を覚えた話とか、その後の同期とのわちゃわちゃの話とか、書きたいことを書こうと思っている。
三日坊主にならないように頑張ろう。
書き始め5月29日0:22 書き終え1:41